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2022年12月15日木曜日

藤原正彦「天才の栄光と挫折 数学者列伝」を読んだ

藤原正彦「天才の栄光と挫折 数学者列伝」新潮社、2002年
を読んだ。

本書はNHK教育テレビで平成13年に8回放送された人間講座のテキストに加筆されたもの。数学者である著者がニュートン、関、ガロワ、ハミルトン、コワレフスカヤ、ラマヌジャン、チューリング、ワイル、ワイルズという数学の巨星らの人間像に重点を置きながら紹介している。それぞれの所縁の地を訪れ、生涯、業績について平易に書かれている。

読みやすいが、一人当たりの記述は少ないので物足りない。彼らの非凡な人生が凝縮され過ぎている気もする。

2022年12月14日水曜日

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2022年11月15日火曜日

長沢中村大野「ワトソン&クリック(丸善コミックス10)」を読んだ

(作)長沢宏明 中村雅浩、(画)大野史「ワトソン&クリック(丸善コミックス10)」1994年、丸善
を読んだ。

DNAの二重らせんの模型を作ったワトソンとクリックの伝記漫画。
当時の世界の競争の激しさが良く伝わってくる。
本書をワトソンとクリックの成功物語と思って読んでも面白いと思うし、
研究に関して色々と考えさせられることも書かれており、勉強にもなる。

大野氏の絵は昔はぱっと見は下手だと感じたが、
20年読み込んだ結果、かなり上手いと評価を変えた。

20年前に初めて読んだときも、とても面白く感じたし、
それから何度も読んできたが、いつも面白く感じられる。
今読んでも色あせることなく、変わらず面白い。
私は20年間経っても、この本よりも面白い本を見つけられていない。

2022年11月14日月曜日

2022年11月13日日曜日

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2022年10月15日土曜日

西尾「現代物理学の父ニールス・ボーア」を読んだ

西尾成子「現代物理学の父ニールス・ボーア」、1993年、中央公論社
を読んだ。

ボーアについての伝記である。一般にはアインシュタインと比べるとボーアは有名ではない。物理系の学科で3年生か4年生ぐらいになると、多くの分野の教科書にアインシュタインの名前が出てくるため、アインシュタインの偉大さは実感できるだろう。一方で、大学で物理を学んでも、授業で習うボーアの業績と言えばボーアの原子模型ぐらいであり、その原子模型も量子力学を詳しく学ぶと手堅い価値があるとは思えなくなってくる。したがって、物理系の学科を卒業しても、なぜボーアが偉大なのかはよく分からない。

ボーアがアインシュタインと同じくらい偉大な人物であるとわかってくるのは、教科書ではなく物理学者の伝記を読み漁った後である。ボーアと同じ時代に生きた物理学者の多くがボーアから強い影響を受けていることがわかる。ボーアは研究者同士の議論や交流を力強く推奨した。現在の理論物理の世界ではボーアが推奨した研究スタイルとボーアの精神が、完全に定着していると言ってよいであろう。これはボーアの影響を受けた若い物理学者が母国に帰り、ボーアのスタイルを実践したためであろう。

アインシュタインの研究は独創的で深いだけでなく、物理の基礎の広い分野にわたり、圧倒的に抜きんでおり、研究業績で並び立つ物理学者はいなかった。それだけでなく、アインシュタインは弟子をほどんど作らなかった。そのため、現役時代からアインシュタインは生きる伝説的な英雄ではあったが、孤独になりがちであった。その一方で、ボーアは量子力学を作り上げた黄金時代の物理学者たちから父親の役割を与えられ、非常に愛されていた。

著者の西尾氏は科学史の専門家であるため、この本の記述はかなり固めである。この本は痛快な傑作というわけではないが、ボーアについて詳しく知ることができる貴重な本である。

2022年10月14日金曜日

2022年10月13日木曜日

2022年10月12日水曜日

2022年10月11日火曜日

2022年10月10日月曜日

2022年10月9日日曜日

C言語の復習をした

C言語の復習を2時間した。

学生のときからプログラムをしている現在70歳代の人から昔話を聞いたことがある。
C言語でプログラムに入門するとだいたいポインタで躓くが
その人がプログラムを勉強したときは
今とは全然違う環境で時間をかけてプログラミングしていたが、
ポインタで躓くこともなかったというありがたい話であった。

私はポインタを使う必要性に出くわすほどのプログラマーではないので、
ポインタを使ったことがなく、
自分がポインタを理解できているのかすら分からない。

2022年10月8日土曜日

C言語の復習をした

C言語の勉強を2時間した。
私はポインタを使わったことのない
へぼプログラマーのため、
昔使った教科書を復習しても
やはりよく理解できなかった。

2022年10月5日水曜日

2022年10月4日火曜日

2022年10月3日月曜日

2022年10月2日日曜日

2022年10月1日土曜日

2022年9月30日金曜日

2022年9月29日木曜日

田崎「統計力学I」の28日目

一時間読んだ。 
130ページまで進んだ。
演習問題4に取り組んだ。

2022年9月28日水曜日

田崎「統計力学I」の27日目

 一時間読んだ。 
130ページまで進んだ。
演習問題4に取り組んだ。

2022年9月27日火曜日

田崎「統計力学I」の26日目

一時間読んだ。 
129ページまで進んだ。
演習問題4に取り組んだ。

2022年9月26日月曜日

田崎「統計力学I」の25日目

 一時間読んだ。 
129ページまで進んだ。
演習問題4に取り組んだ。

2022年9月25日日曜日

田崎「統計力学I」の24日目

一時間読んだ。 
129ページまで進んだ。
演習問題4に取り組んだ。

2022年9月24日土曜日

田崎「統計力学I」の23日目

 一時間読んだ。 
128ページまで進んだ。
演習問題4に取り組んだ。

2022年9月23日金曜日

2022年9月22日木曜日

2022年9月21日水曜日

2022年9月20日火曜日

2022年9月19日月曜日

2022年9月18日日曜日

2022年9月17日土曜日

2022年9月16日金曜日

2022年9月15日木曜日

広中平祐「生きること 学ぶこと」を読んだ

広中平祐「生きること 学ぶこと」集英社、1984年
を読んだ。

1982年に「学問の発見」という題で佼成出版社で出版されたものを
改題して集英社文庫として出版した本。

フィールズ賞を受賞したことで有名な広中氏の
自伝が半分以上で、残りは若者へのメッセージが書かれている本。

数学や研究にまつわる話や自伝的な部分は非常に面白く、
手元に置いて、繰り返し読む価値があると思う。
数学とあまり関係のない、例えば脳の話などは、気にせず読み流せばよいと思う。

当時は日本が世界2位の経済大国であったことを知識として知っていても
最後の部分は違和感がある。

ブックオフの100円の文庫の棚でたまたま見つけて購入した。
面白くて、一日で読み終えた。
発見した自分をほめてあげたい。

2022年9月14日水曜日

2022年9月13日火曜日

2022年9月12日月曜日

2022年9月11日日曜日

2022年9月10日土曜日

2022年9月9日金曜日

2022年9月8日木曜日

2022年9月7日水曜日

2022年9月6日火曜日

2022年9月5日月曜日

田崎「統計力学I」の5日目

一時間読んだ。 
49ページまで進み、演習問題2に入った。

2022年9月4日日曜日

2022年9月3日土曜日

2022年9月2日金曜日

2022年9月1日木曜日

田崎「統計力学I」の1日目

田崎晴明「統計力学I」、培風館、2008年
を読み始めた
一時間で18ページまで進んだ。

2022年8月30日火曜日

2022年8月29日月曜日

香取「統計力学 」を眺め終えた

香取眞理「統計力学 」裳華房、2010年
を眺め終えた。

本書の特徴は、具体的な問題が
章末問題として詰め込まれていることである。
章末問題をスキップするとあまり身につかないだろう。

統計力学の1冊目として読む本である。

2022年8月28日日曜日

2022年8月27日土曜日

2022年8月26日金曜日

2022年8月25日木曜日

香取「統計力学 」を眺めた

香取眞理「統計力学 」裳華房、2010年

を眺めた。

一時間で46ページまで進んだ。 

2022年8月15日月曜日

フレッチャー「アインシュタインの影」を読んだ

セス・フレッチャー「アインシュタインの影」2020年、三省堂
を読んだ。

Scientific American誌特集担当編集長のフレッチャー氏によるイベントホライズンテレスコープでのブラックホールシャドウの観測についての本である。本書は専門家が科学を解説した一般本ではない。本書の内容はジャーナリストがシェパード・ドールマンとその周辺の人々を長期取材したものに一般書のブラックホールの解説を組み合わせた読み物である。科学に関する記述は一見良く書かれているように見えるが、よく読むと一般書でよく見る表現にあふれている。著者は専門的な理解をしているわけではないことは明らかである。ブラックホールの解説はScientific American誌などの一般向けの雑誌のサイエンスライターによる解説らしい文章であふれている。専門家が書く一般書や教科書で学んだことがあれば、学ぶことはあまりない。原書はSeth Fletcher「Einstein's Shadow  A black hole, a band of astronomers, and the Quest to see the unseeable」 で翻訳者はニューズウィーク日本版の編集顧問の沢田博、日本語版監修は天文学者の渡部潤一である。翻訳は天文分野はあまり違和感はないが、超弦理論のブラックホール関係の翻訳はかなりひどい。

こまかい感想を箇条書きしてみる。
・ホーキングが異常に神格化されているが、これは著者のかなり偏った見方であり、著者の記述の客観性を疑うには十分である。
・観測技術には軍事技術に転用可能なものも多くあるらしい。例えば、干渉法では原子時計が重要らしいが、これをアメリカ国内に持ち出すには許可が必要とのこと。関連して著者が友好的でない他国をバカにする記述もあり、読んでいて気分が悪くなる。
・科学的な記述は怪しいものもかなり散見する。ブラックホールに落下する物質の角運動量の記述からは著者の力学を理解しているかどうか疑いたくなる。一般相対論的な記述は一般書で見慣れた正しい記述が多く、よく書けている。しかし、わずかに怪しい箇所もある。超弦理論の研究者が行っているブラックホールの研究についての記述は壊滅的である。
・著者の記述を信頼する必要はないが、著者が記述するドールマンはかなりひどい人物である。多くの先人の技術を受け継ぎ、多くの人が作った複数の望遠鏡を使い、多くの税金を使っているにもかかわらず、これらのすべては自分の所有物であると錯覚し、最初から自分一人だけで研究を行ったと錯覚し、成果が奪いそうな理論家の協力を拒絶しようとし、開発した観測装置の共同利用も拒絶しようとして、研究を大幅に遅らせている。また、科学的研究を自分の名前を後世に残す手段だと思っているようだ。著者の記述を無条件に信じる理由はないが、この本はこれまで読んできた本の中でも最低の部類の本だと思う。
・イベントホライズンテレスコープの上層部は観測前に誰がノーベル賞を取るべきかの駆け引きでおおもめし、観測のための組織作りに支障が出まくったらしい。イベントホライズンテレスコープの上層部はサイエンスと関係のない私利私欲の駆け引きで忙しい最中に、実際の現場での働く若手の多くは2,3年後にはサイエンスの業界から離れざるを得ないかもしれない不安定な状況でサイエンスの議論をしていたとのことだ。観測計画が滞っている理由が上層部の私利私欲のもめごとだと知ったら健康な精神を保てられないだろう。
・重力波の観測のニュースについては触れておらず、非常に不公平であると感じた。著者のジャーナリズムも疑わしい。著者は科学的な事実よりもこの本で儲けることを優先しているのであろう。

もし私がこの本を高校の時に読めば、私は物理系学科に入ることも物理系科目に関わろうとも思わなかっただろう。私は最近この本に出合ったことを非常に幸運に思う。



2022年8月13日土曜日

野村「トポロジカル絶縁体・超伝導体」を眺め終えた

野村健太郎「トポロジカル絶縁体・超伝導体」丸善出版、2016年
を眺め終えた。

理論の人が書いた本らしく、理論物理の人には読みやすい。
計算は丁寧に追えそうであり、良い本だと思う。

物性物理学を専攻とする4年生から大学院生向きに書かれたらしいが、
ちょうど良いレベルだと思う。

2022年8月5日金曜日

野村「トポロジカル絶縁体・超伝導体」を眺めた

野村健太郎「トポロジカル絶縁体・超伝導体」丸善出版、2016年
を眺めはじめた。
一時間で46ページまで進んだ。

2022年8月2日火曜日

久保「ゴム弾性」を眺め終えた

久保亮五「ゴム弾性」、初版復刻版、1996年、裳華房
を眺め終えた。

統計力学の入門書を読んだら次に読む本。
ゴム弾性の研究を通して、
理論物理の研究のやり方を学ぶことができる。
とても面白い。
これを学生の時に読んでいたら、私はゴムの研究者を志していたに違いない。
1946年に書かれた初版の復刻版であることからも、
久保氏がいかに愛されているかが分かる。

2022年8月1日月曜日

2022年7月31日日曜日

2022年7月30日土曜日

久保「ゴム弾性」を眺めた

久保亮五「ゴム弾性」、初版復刻版、1996年、裳華房
を眺めた。
一時間で42ページまで進んだ。

2022年7月29日金曜日

佐々「熱力学入門」を眺め終えた

佐々真一「熱力学入門」2000年、共立出版
を眺め終えた。

一冊目に読む熱力学の本。
大学1,2年生ぐらいがちょうどいいレベルだと思う。
コンパクトであるが、練習問題の答えは書いていない。
この本だけで、問題は解けるようにはならないだろう。

LiebとYngvasonの論文の影響で、
近い分野で研究している人の間で
熱力学だけで閉じた教科書を書くことが流行ったようで
その一冊。

それ以前の教科書と比べて
わかりやすくなったのか?
それは、わからない。
薄めの本なので、その点は読みやすい。

私は熱力学の話が続いた後で、
バネのモデルが出てきたときに
とても喜んだので、
一般的な議論をほめたたえる
どの熱力学の本もあまり好きではない
ということが分かった。

熱力学と統計力学がまとめて書かれた古い本で
熱力学の教育を受けたので、
どれだけ著者がほめたたえていても
熱力学だけで閉じていることを過剰に褒めたたえる
雰囲気が好きになれず、憂鬱な気分になる。


2022年7月28日木曜日

2022年7月27日水曜日

佐々「熱力学入門」を眺めた

佐々真一「熱力学入門」2000年、共立出版
を一時間眺めた。
34ページまで進んだ。

2022年7月15日金曜日

阿部「小倉金之助 生涯とその時代」を読んだ

阿部博行「小倉金之助 生涯とその時代」法政大学出版局、1992年
を読んだ。

著者の阿部博行氏の山形県立高等学校教諭の郷土史家で、
本書で第8回「真壁仁・野の文化賞」、第40回「高山樗牛賞」を受賞した。

本書は数学史家・数学者・物理学者である小倉金之助の伝記である。阿部氏は数学が不得意とのことで数学などの研究内容に関する記述について期待してはいけない。本書は小倉氏の自伝に沿ったものらしく、それらを検討しなければ、本書の真の価値は判断できないので判断を保留する。本書の記述は平坦であり、読みやすい。小倉氏の一側面ついて大げさに取り上げて批判することもない。幼少時代の背景から死後まで記述は淡々としている。著者が数学や物理にあまり興味がないからであろう。著者の阿部氏は郷土の山形県に関して興味があるようなので、当時の山形関係の記述は本書の特徴なのかもしれない。よくまとまっていると思うが、小倉に対する批評が足りないかもしれないとも思う。

小倉は幼少のことから病弱で、いつも死が付きまとった。当時も過労死する人が多かったらしくて、小倉も恩師が過労死している。小倉は半年程度寝込み、体力回復して働き、また長期間寝込むということ何度も何度も繰り返した。小倉は医師の忠告をよく守ったようで、寝込み始めるタイミングも上手かったのだろう。77歳まで生きた。

2022年7月9日土曜日

2022年7月8日金曜日

2022年7月7日木曜日

藤原兵頭「熱学入門」を眺め終えた

藤原邦男、兵頭敏夫「熱学入門」1995年、東京大学出版会

を眺め終えた。


この本は故藤原邦男氏の講義ノートを兵頭敏夫氏が加筆し、まとめたものであり、

物理を専門としない東京大学の1年生用の熱力学・統計力学の入門書のようだ。

熱力学と統計力学をすっきりと理解させる気はないようだ。、

東京大学の一年生が力学に退屈して大学の物理に幻滅しように

歴史をまじえて物理の面白さを宣伝するための本だと感じた。


兵頭氏の本らしく、途中の計算は丁寧に書かれている。

演習問題の答えの一部は省略されているものもあるが大部分は途中計算も書かれている。

解析力学が予告なく出てくるので、普通の大学一年生にはつらい。


東大生は入学直後にでも読めばいいが、普通の大学生は

解析力学を終えた長期休みあたりに一気に読めば、ちょうどいいと思う。


2022年7月3日日曜日

藤原兵頭「熱学入門」を眺めた

藤原邦男、兵頭敏夫「熱学入門」1995年、東京大学出版会

を眺めた。

一時間で53ページまで進んだ。


2022年7月2日土曜日

河辺「工科系のための解析力学」を眺め終えた

河辺哲次「工科系のための解析力学、第2版」2016年、裳華房

を眺め終えた。


解析力学の本であるが、多くの例題と章末問題があり、

例題と章末問題の問題の出し方に特徴がある。

問題中に答えが書いてあり、それを確認するタイプだけの問題しかない。

この本を解析力学の最初の本にして、

その後に大学院入試の過去問を解けば、

大学院入試対策としては十分で、

ぼほ最短ルートになるだろう。


力学を終えた後、大学2年生ぐらいで読む本。


2022年6月27日月曜日

河辺「工科系のための解析力学」を眺めた

河辺哲次「工科系のための解析力学、第2版」2016年、裳華房

を眺めた。

一時間で35ページまで進んだ。

2022年6月26日日曜日

2022年6月25日土曜日

2022年6月24日金曜日

キャレン「熱力学および統計物理入門」を眺め終えた

H.B. キャレン(著)、小田垣孝(翻訳)「熱力学および統計物理入門」第二版、上1998年・下1999年、吉岡書店

を眺め終えた。


タイトルに偽りなく、熱力学および統計物理入門について書かれている。

熱力学入門+統計物理入門ではなく、

熱力学(450ページ)+統計物理入門(150ページ)である。


日本のよくある熱力学の教科書と違って熱力学の歴史を追わない。

しかし、アメリカスタイルの大量の文章による説明で書かれているためページ数は多い。

熱力学の本だと思うと、もっと洗練した記述にして欲しいし、

統計力学の本だと思うと内容として物足りない。


原書の第一版は1966年であるため、やはり古い記述がある。

大学3年生から大学院初年次用と書いてある。


熱力学と統計力学の一冊目の本としてはつらい。

手元にあるのが一刷であるためか、誤植がかなり多く、本が嚙みまくっている。

上巻のカバー裏にも「列題や問題が数多く与えられているので」と誤植がある。

どうやって間違えたのだろう。


幾何学的な説明が多い。

研究レベルで使用されているらしいデータカタログでの計算が紹介されているのは楽しい。

私は臨界現象について勉強したことがほとんどないため、面白く読めた。でも臨界現象についての記述は20ページだけ。


入門レベルの問題の例題は少ない。

アメリカスタイルの本らしく宿題用の問題が羅列されているが、

解答例は書いていないので、本書では計算技術は全く身に着かない。

訳書独特のとっつきにくさや古さを感じる。


熱力学の歴史の話にうんざりしている人には、

選択肢の一つになりえると思う。

量子力学やベクトル解析を知らなくてもある程度読むことができるため、

大部分は大学2年生から読むことができると思う。


2022年6月15日水曜日

森本「ある女性数学者の回想」を読んだ

森本治枝「ある女性数学者の回想」1995年、九州大学出版会
を読んだ。

森本治枝(もりもと はるえ、1902年12月6日大阪生ー1995年3月12日東京没)は1927年に東北大学理学部数学科卒業後、女学校、専門学校などで数学を教えた。森本治枝氏は数学セミナーなどへの寄稿もある。夫は数学者の森本(旧姓は深沢)清吾、子に森本治樹(数学者、元大阪市立大学教授)、森本雅樹(天文学者、元鹿児島大学教授)、森本芳樹(経済史学者、元九州大学教授)、森本英樹(生物物理学者、元大阪大学助教授)がいる。

本書は自伝的要素が強い回想録である。20世紀前半の富裕層の生活、女性から見た東北大学での学生生活、数学科の雰囲気、数学教師としての生活、多くの人に支えられた当時の夫婦共働きによる子育てと居住地に関わる困難、戦争中の困難など非常に興味深い内容である。書かれたのが森本治枝氏の最晩年であり、断片的な文章ではあるが、十分に読む価値があると思う。

あとがきとして森本芳樹氏の文章があり、どのように本が作られたか示しているので、まず、あとがきを知っておく必要があるだろう。

この本を読んだ後にもっと本格的に森本氏について知るためには以下の本に進むのがよさそうである。私には時間がなくて断片的にしか読めていない。
理学博士森本清吾論文集
森本清吾論文集刊行会 編 森本清吾論文集刊行会, 1955

2022年6月11日土曜日

キャレン「熱力学および統計物理入門」を眺めた

H.B. キャレン「熱力学および統計物理入門」第二版、上1998年・下1999年、吉岡書店

を眺めた。


一時間で49ページまで進んだ。

2022年6月10日金曜日

高橋佐藤「ARPESで探る固体の電子構造」を眺め終えた

高橋隆、佐藤宇史「ARPESで探る固体の電子構造」2017年、共立出版

を眺め終えた。


100ページの薄い本。

数式は5個しかなく、このシリーズの中では特異な本である。


角度分解光電子分光について軽く説明した後、

高温超電導体、グラフェン、トポロジカル絶縁体について解説される。

著者は高温超電導体のニュースを聞いた時に、

やっている共同研究を中止して、高温超伝導体に乗り換えたらしい。

そんな著者の本なので、トピックも異常に流行した

物性音痴の私でも聞いたことのあるものばかりである。

なので、私のような素人でも読んでいて、それなりに楽しい。


量子力学と統計力学の入門を終えた大学4年生ぐらいが

読むのにちょうどいいと思う。

2022年6月9日木曜日

高橋佐藤「ARPESで探る固体の電子構造」を眺めた

高橋隆、佐藤宇史「ARPESで探る固体の電子構造」2017年、共立出版

を眺めた。

一時間で46ページまで進んだ。

2022年6月8日水曜日

砂川「熱・統計力学の考え方」を眺め終えた

砂川重信「熱・統計力学の考え方」1993年、岩波書店

を眺め終えた。


タイトルは熱・統計力学となっているが、

最後の章に統計力学のことがおまけのように書かれているだけで、

それ以外は熱力学について述べられている。

この本で、統計力学を学べると思わない方がよい。


熱力学については、

私が学生の時に受けた授業とだいたい同じ流れであり、

私には親しみのある説明の仕方である。

砂川氏が本書で指摘しているように、

クラウジウスによる説明の仕方であり、

ほとんどの熱力学の本は

クラウジウスの議論を踏襲した説明となっている。

この本では、クラウジウスの議論で砂川氏が分かりにくいと感じた

箇所が改善されている。

また、演習問題には丁寧な解答がついている。


本書の特色としては

カロリック説と熱力学の対立の歴史をたどりながら説明していることがあげられる。

科学の形成の一例を熱力学の歴史を通して教えることは非常に教育的であると思う一方、

熱力学を学ぶことが目的だとすると歴史は煩わしいとも思う。


また、著者は身近なたとえ話で熱力学と統計力学を説明しようと

試みているが、たとえ話は個人的には好きではない。

読者を男子学生に限定したような例え話は、

黒塗りが必要かもしれない。


全微分や偏微分に慣れていない大学一年生には難しいが

2年生は読めるだろう。

2022年6月6日月曜日

砂川「熱・統計力学の考え方」を眺めた

砂川重信「熱・統計力学の考え方」1993年、岩波書店

を眺めた。

一時間で57ページまで進んだ。

2022年6月5日日曜日

2022年6月3日金曜日

2022年6月2日木曜日

齊藤村上「スピン流とトポロジカル絶縁体」を眺め終えた

齊藤 英治, 村上 修一「スピン流とトポロジカル絶縁体」2014年、共立出版

を眺め終えた。


とてもいい本である。スピン流とトポロジカル絶縁体について解説している。本書の記述の仕方は、簡潔でありながら、深い洞察を含んでおり、物理を解説する文章として最高レベルに上手だと思う。私が学生の時にこの本を読んでいたら、物性分野を志していたかもしれない。


私は物性のことをほとんど勉強したことがなく、つかみどころがない巨大な何か、という漠然とした好ましくないイメージを十数年間持っていたが、この本は物性物理の多くが電子に関わる現象であるということを教えてくれ、日本物理学会がどのように物理学を領域分けしているのか、私に悟らせた。


私にとって、この本の内容はかなりアドバンスである。スピン〇〇という物理現象がたくさん紹介されるが、私は物性分野で基本的な○○自体を知らず、まず〇〇の勉強をしないといけないということを、この本は教えてくれた。私は最近、本書を含めてアドバンスな物性の本やキッテルの教科書を眺めたが、私が物性を理解するために何をすべきか明確に分かった。私はAshcroft and Merminを丁寧に読むべきである。


量子力学、統計力学、物性の導入を終えた大学4年生が読むとちょうどいいレベルであろう。

2022年5月31日火曜日

齊藤村上「スピン流とトポロジカル絶縁体」を眺めた

齊藤 英治, 村上 修一「スピン流とトポロジカル絶縁体」2014年、共立出版

を眺め始めた。


一時間で48ページまで進んだ。

2022年5月30日月曜日

田中「走査透過電子顕微鏡の物理」を眺め終えた

田中信夫「走査透過電子顕微鏡の物理」共立出版、2018年

を眺め終えた。


著者の田中氏は物理の専門家ではなく顕微鏡の専門家らしい。

この本では顕微鏡がメインディッシュで、物理は添え物である。

かなり工学っぽい雰囲気がする。

実験物理の人が書いた物理の教科書のように

理論物理の人にとっては、辛い。


「~です。~ます。」で書かれている。

物理の本ではほとんど見たことがないので、

やりは、物理の本ではないのであろう。


田中氏は名古屋大学の応用物理学科出身らしい。

私は高校生の時に大学では物理や天文がやりたくて、

入学後に工学っぽいことを勉強させられるのを極度に恐れ、

工学っぽいことをさせられない大学を選んで入試を受けていたので、

私は応用物理学という学科を良く知らない。

(高校生の時は理工学部の工の字にも怯えていた。

結局、理学部しかない大学の物理学科に入った。)

とりあえず、名古屋大学の応用物理学科のウェブサイトを眺めてみたが

嗅いだことのない匂いを感じた。謎の集団である。

私が20年間、様々な大学の物理学科のウェブサイトばかり眺めていて、

応用物理学科のウェブサイトなど眺めたことなどなかったに違いないと思いいたった。


この本のまえがきには高校物理の物理を仮定し、

大学一年生でも理解できると書いてあるが、

マクスウェル方程式もシュレディンガー方程式も当たり前のように出てくるし

特殊相対論も普通に出てくる。

読んでいると10ページくらいで

「こ、これが、応用物理学科のやり方か。ぐふっ。」

という感想を持つ。

理論物理の人には読めない。


この本を読んでも計算はできるようにならないが、

定番の物理のどの本を読めばいいかは書いてある。

言い換えると、

この本は「走査透過電子顕微鏡の物理」というタイトルがついているが

物理の説明は他の物理の本に丸投げしている。


また、参考図書には田中氏の著作がかなり派手に宣伝されている。

これで

「これが応用物理学科のやり方か。ぐはっ。」

という感想を持ちながら、力尽きる。


物理学科の人で、顕微鏡に興味ある人は、

大学3年の量子力学の前半

(シュレディンガー方程式の簡単な解き方を学んだ当たりまで)

を終えたら、この本を読むとちょうどいいと思う。


著者の顕微鏡の知識はなかなかのものなので、

難しいことは読み飛ばして、

読めるところだけ

つまんで読むと十分に面白い。

2022年5月28日土曜日

田中「走査透過電子顕微鏡の物理」を眺めた

田中信夫「走査透過電子顕微鏡の物理」共立出版、2018年

を眺め始めた。

一時間で49ページまで進んだ。

2022年5月27日金曜日

長谷川「見えないものをみる ナノワールドと量子力学」を眺め終えた

長谷川修司「見えないものをみる ナノワールドと量子力学」2008年、東京大学出版会

を眺め終えた。

とても良い本である。(私は物性物理の全体像を全然把握できていないが、)本書に書かれている内容は表面物理やナノ物理と言われる分野らしい。基礎物理の理解を目的とした実験物理学者が書いた本である。当時の最新の研究と基礎が、主に言葉や図で説明されている。

本書を読んでも計算は出来るようにならない。しかし、理論物理の人も寝っ転がって読む分には、自分の研究や勉強の邪魔にならないと思うので、純粋な楽しみのために読んでもいいと思う。理論の人も楽しめるだろう。

この本は量子力学入門を終えた大学4年生が読む本である。(一流の大学では、意欲ある一年生が並の大学の3年生レベルの量子力学の講義が選択できるようになっているらしいので、量子力学の入門レベルを終えている人はもっと早く読めばよいと思う。)この手の本は、研究と3年生までで学んだことのギャップが大きくて4年生が実際に読むにはかなり苦しいが、この本はギャップが少なく、読みやすい。はじめとおわりに量子力学に関する物理実験をする3年生との対話が書かれている。おそらく著者はこの本を東大物理学科の3年生のために書いたに違いない。

著者の長谷川氏は量子力学の実験で有名な外村彰氏の実験グループに所属していたこともある。外村氏の量子力学の本が好きな人は、この本も気に入ると思う。長谷川氏と言えば、この本やトポロジカル物性に関するブルーバックスの著者として私は認識していた。最近では、物理学会の偉い人というイメージが新たに付きつつある。


2022年5月24日火曜日

長谷川「見えないものをみる ナノワールドと量子力学」を眺めた

長谷川修司「見えないものをみる ナノワールドと量子力学」2008年、東京大学出版会
を眺めた。 
一時間で42ページまで進んだ。

2022年5月23日月曜日

井上小山高橋水本ら「宇宙の観測III 高エネルギー天文学」を眺め終えた

井上一・小山勝二・高橋忠幸・水本好彦(編)「宇宙の観測III 高エネルギー天文学(シリーズ現代の天文学17)」2008年、日本評論社

を眺め終えた。

11名の著者によって書かれている。

X線、ガンマ線、宇宙線、ニュートリノ、重力波について書かれている。

重力波の直接観測前の本なので、

重力波のことは知識のアップデートが必要である。

4年生で高エネルギーの天文に配属されたら読み始める本。

それ以外の人でも高エネルギーの天文に興味が出たときに読んでみたらよいと思う。




2022年5月17日火曜日

井上小山高橋水本ら「宇宙の観測III 高エネルギー天文学」を眺めた

井上一・小山勝二・高橋忠幸・水本好彦(編)「宇宙の観測III 高エネルギー天文学(シリーズ現代の天文学17)」2008年、日本評論社

を眺め始めた。

一時間で40ページまで進んだ。

2022年5月16日月曜日

中井坪井福井ら「宇宙の観測II 電波天文学」を眺め終えた

中井直正・坪井昌人・福井康雄(編)「宇宙の観測II 電波天文学(シリーズ現代の天文学16)」2009年、日本評論社

を眺め終えた。

11名の著者によって書かれている。


1・2章は理論の人でも十分に役に立つ電波天文学の概要と放射機構などの物理の話。

3章以降は観測装置の話。理論の人には正直厳しい。

しかし、電波天文学に関わる人は理論の人も重要なことは重要なことは理解しないといけないかもしれない。


卒研配属で電場天文学に関わる研究をする人は3年生の終わりぐらいから読み始めるといいかもしれない。


ちょうど、天の川銀河の中心にあるブラックホールの周りのガスの影の画像が発表された。ガスのオレンジ色は誰の趣味でつけられてつけられているのだろうか。みどり色とか不自然な色にした方が可視光の観測と誤解されなくて良いかもしれない。

2022年5月15日日曜日

戸谷「宇宙の「果て」になにがあるのか 最新天文学が描く、時間と空間の終わり」を読んだ

戸谷友則「宇宙の「果て」になにがあるのか 最新天文学が描く、時間と空間の終わり」2018年、講談社
を読んだ。

ブルーバックスである。1~5章と9章は90年代の専門家による宇宙論の一般書を劣化させたような内容である。これは著者の専門分野ではないため、この30年間の進展の詳細は書かれておらず、著者が宇宙論に非常に否定的であることがわかる。特殊相対論、一般相対論、宇宙論、科学史に関しては著者に意図を問いただしたくなる記述が散見される。例えば本書ではガモフの名は出てくるが、アルファーの名は出てこない。いちいち出てくるたとえ話は昭和的で、令和では完全にアウトである。引き合いに出されるアニメやSF作品も昭和である。著者は昭和40年代生まれか50年代生まれを読者として想定しているのだろうか。戸谷氏は宇宙論の一般書を書くべき人物としてふさわしくなかったと思う。

6~8章は星や銀河の基本的なことと最近の流行であるマルチメッセンジャーや遠方銀河などの天文学の話題が著者の研究を含めて書かれており、こちらは著者の専門分野と近いためか良心的な記述であり、戸谷氏が著者としてふさわしいことに異論はない。一部の研究の話題はすでに古くなってしまっているので、研究の進展の激しさが感じられる。

総じて、宇宙論の一般書マニアは失望するかもしれないし、昭和すぎる記述に寛容な聖人のような読者または著者と同程度に野蛮な読者にとって、それほど悪くない本だと思う。


2022年5月8日日曜日

中井坪井福井ら「宇宙の観測II 電波天文学」を眺めた

中井直正・坪井昌人・福井康雄(編)「宇宙の観測II 電波天文学(シリーズ現代の天文学16)」2009年、日本評論社

を眺め始めた。

一時間で43ページまで進んだ。

2022年5月7日土曜日

腰原Luty「光誘起構造相転移 光が拓く新たな物質科学」を眺め終えた

腰原伸也・Tadeusz Michal Luty「光誘起構造相転移 光が拓く新たな物質科学」共立出版、2016年

を眺め終えた。


数式は文章で説明されているが、内容はかなり専門的である。日本物理学会誌とほとんど同じスタイルである、と書けば伝わるだろうか。私がこれまで勉強したことない分野なので、ほとんど内容は分からなかった。大学4年生以降のこの分野に興味がある学生が読めばよいと思う。


謝辞で書かれている人が腰原氏関連と思われるものばかりなので、Luty氏は本当に執筆しているのだろうかと疑問に思う。

2022年5月6日金曜日

腰原Luty「光誘起構造相転移 光が拓く新たな物質科学」を眺め始めた

腰原伸也・Tadeusz Michal Luty「光誘起構造相転移 光が拓く新たな物質科学」共立出版、2016年

を眺め始めた。

一時間で58ページまで進んだ。

2022年5月5日木曜日

齋藤「フラーレン・ナノチューブ・グラフェンの科学 ナノカーボンの世界」を眺め終えた

齋藤理一郎「フラーレン・ナノチューブ・グラフェンの科学 ナノカーボンの世界」、2015年、共立出版

を眺め終えた。

脚注が多く、本文も著者の言いたいことが書いてある本である。発見にまつわるあれこれ、科学にまつわるあれこれ、大学教育にまつわるあれこれなどが詰め込まれている。大学の雑談が多い講義のようである。雑談の多くは、私にはほとんど役に立ちそうもないし、怪しげな記述や公平性に欠ける記述も多く見られる。雑談の中で「物理の人はAしか知らない。化学の人はAは知らないがBは知っている。工学の人はBを知らないが、Aが重要であることは辛うじて知っているし、Cについては詳しい。共同研究では、分野のこれらの壁を乗り越えないといけない。」ということが書かれている。これは私が好きな記述であった。同じ困難が素粒子と物性物理の共同研究でも起きているということを何度か聞いたことがある。

本題はナノカーボンの物理である。しかし、その周辺のことも多く書かれている。雑談を苦に感じなければ、なかなか楽しめる本であると思う。私は卒研でマイナー分野の理論の研究をしていたので、本書で書かれているナノカーボンの研究共同体は目がまわりそうな巨大さであるように感じた。私は脚注の多い本はかなり苦手である。

6章は数式が多く、物性を勉強したことがないと数式を追えないと思う。他の章は数式を使わないで説明されている。本文の難易度は後ろに行くほど専門的で難しくなっていく。

特に学年関係なく読めばいいと思う。例えば、一年生では途中で振り落とされると思うが、数年後に授業や別の本で量子力学や物性をある程度勉強した後に読み直せばよいと思う。



2022年5月2日月曜日

齋藤「フラーレン・ナノチューブ・グラフェンの科学 ナノカーボンの世界」を眺め始めた

齋藤理一郎「フラーレン・ナノチューブ・グラフェンの科学 ナノカーボンの世界」、2015年、共立出版

を眺め始めた。

一時間で44ページまで進んだ。

2022年5月1日日曜日

西森大関「量子アニ-リングの基礎」を眺め終えた

西森秀稔・大関真之「量子アニ-リングの基礎」2018年、共立出版

を眺め終えた。


量子アニ-リングについての物理の本。

京都大学や東京大学の大学院での集中講義に基づいているとのことで、内容は易しくない。私にはなじみのない分野なので、ほとんど何も理解できなかった。


この分野に興味があり、

物理を一通り勉強した大学4年生以降

学生が読むのに適していると思われる。

2022年4月29日金曜日

西森大関「量子アニ-リングの基礎」を眺め始めた

西森秀稔・大関真之「量子アニ-リングの基礎」2018年、共立出版

を眺め始めた。

一時間でp46まで進んだ。

2022年4月28日木曜日

シュッツ相対論入門の170日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

下132ページまで進んだ。

2022年4月27日水曜日

シュッツ相対論入門の169日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

下130ページまで進んだ。

2022年4月26日火曜日

シュッツ相対論入門の168日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

下126ページまで進んだ。

2022年4月25日月曜日

シュッツ相対論入門の167日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

下123ページまで進んだ。

2022年4月24日日曜日

シュッツ相対論入門の166日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

下120ページまで進んだ。

2022年4月23日土曜日

シュッツ相対論入門の165日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

下117ページまで進んだ。

2022年4月22日金曜日

シュッツ相対論入門の164日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

8章の章末問題に取り組んだ。

2022年4月21日木曜日

シュッツ相対論入門の163日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

8章の章末問題に取り組んだ。

2022年4月20日水曜日

シュッツ相対論入門の162日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

8章の章末問題に取り組んだ。

2022年4月19日火曜日

シュッツ相対論入門の161日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

8章の章末問題に取り組んだ。

2022年4月18日月曜日

シュッツ相対論入門の160日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

8章の章末問題に取り組んだ。

2022年4月17日日曜日

シュッツ相対論入門の159日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

8章の章末問題に取り組んだ。

2022年4月16日土曜日

シュッツ相対論入門の158日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

8章の章末問題に取り組んだ。

2022年4月15日金曜日

鳴沢「連星からみた宇宙 : 超新星からブラックホール、重力波まで」を読んだ

鳴沢真也「連星からみた宇宙 : 超新星からブラックホール、重力波まで」、講談社、 2020年
を読んだ。

天文学者である鳴沢真也氏によるブルーバックスである。タイトル「連星からみた宇宙」が本書の内容をよく表しているが、連星というものがありふれた星であり、天文学で重要であるのかということが非常に良く書かれている良書である。

重力波や元素合成についても書かれているが、そこの部分は本書のメインテーマではなく、著者の専門家から比較的離れているためか、記述もあっさりしている。なんといっても、最近の本でよく見かける内容であるためにその部分はあまり面白くない。しかし、それ以外の(7割程度の)部分は著者の専門性がいかんなく発揮されており、類書にはない非常に興味深い内容になっている。

私は単独な星の方が天文学において基本的な要素であり、連星はその応用的なものにすぎないと思っていたが、私は間違っていた。連星こそが天文学の発展に欠かせない重要な要素であるのだと思い知った。もっと早く本書を知っていれば、連星を敬遠したりしなかっただろう。これからは連星に敬意をこめて、単独の星のことを非連星と(心の中で)呼びたいと思う。

2022年4月14日木曜日

シュッツ相対論入門の157日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

8章の章末問題に取り組んだ。

2022年4月13日水曜日

シュッツ相対論入門の156日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

8章の章末問題に取り組んだ。

2022年4月12日火曜日

シュッツ相対論入門の155日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

8章の章末問題に取り組んだ。

2022年4月11日月曜日

シュッツ相対論入門の154日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

8章の章末問題に取り組んだ。


2022年4月10日日曜日

シュッツ相対論入門の152日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

8章の章末問題に取り組んだ。


2022年4月9日土曜日

シュッツ相対論入門の151日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

8章の章末問題に取り組んだ。


2022年4月8日金曜日

シュッツ相対論入門の150日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

8章の章末問題に取り組んだ。

2022年4月7日木曜日

シュッツ相対論入門の149日目

シュッツ相対論入門を一時間読んだ。

8章の章末問題に取り組んだ。

2022年4月6日水曜日

小野「シュレディンガー方程式の解法」を眺め終えた

小野嘉之「シュレディンガー方程式の解法」1993年、丸善

を眺め終えた。


量子力学の入門書から物理数学の部分を抜き出したような本。

最後の章の近似法では、変分法、WKB近似、ボルン近似について

書かれている。


量子力学を入門書を読んだ後に読む本である。

量子力学の入門書を読んで、

物理にも物理数学にも打ちのめされた後に

気分を変えて、

シュレディンガー方程式の解き方に集中して

再挑戦してみるというときにいい本かもしれない。

大学3年生が読む本であろう。

2022年4月5日火曜日

小野「シュレディンガー方程式の解法」を眺め始めた

小野嘉之「シュレディンガー方程式の解法」1993年、丸善

を眺め始めた。

一時間で58ページまで進んだ。

2022年4月4日月曜日

住吉「原子核から読み解く超新星爆発の世界」を眺め終えた

住吉光介「原子核から読み解く超新星爆発の世界」2018年、共立出版

眺め終えた。


中性子星や超新星爆発について、最近の研究を踏まえて書かれている本。

著者の住吉氏は原子核物理を専門とする

理論物理学者であるため、

私にとって、天文の人が書いた本に比べて、

非常に分かりやすい。


何が分かっていて、何が分かっていないのか

原子核物理の理論物理の人の視点から

とても良く書かれている。


理論物理の入門を一通り終えた大学4年生から

読むことができると思う。

本書を読むには、

一般相対論については、詳しく知っている必要はない。


2022年4月1日金曜日

住吉「原子核から読み解く超新星爆発の世界」を眺め始めた

住吉光介「原子核から読み解く超新星爆発の世界」2018年、共立出版
を眺め始めた。

1時間で52ページまで進んだ。

2022年3月31日木曜日

向山「一般相対論を超える重力理論と宇宙論」を眺め終えた

向山信治「一般相対論を超える重力理論と宇宙論」 2021年、サイエンス社

を眺め終えた。


本書では、一般相対論、Lovelock重力、PPN形式、スカラーテンソル理論、Horava-Lifshitz理論について、160ページでコンパクトにまとまっている。


昔の理論に技術的なブレイクスルーが起きて流行した修正重力理論も多いようである。読んでいると修正重力理論が様々な問題に出会って、それを避けるということを繰り返して、巧妙に作られていることが分かる。かなり複雑なので、このような内容が日本語の本で読めることは嬉しい。


一般相対論の入門を終えて、修正重力理論とその宇宙論への応用を研究テーマとして選ぶ大学4年生以降の学生が読む本であろう。

2022年3月28日月曜日

向山「一般相対論を超える重力理論と宇宙論」を眺めた

向山信治「一般相対論を超える重力理論と宇宙論」 2021年、サイエンス社

を眺め始めた。

一時間で42ページまで進んだ。

2022年3月27日日曜日

家岩室舞原水本吉田ら「宇宙の観測I 光・赤外天文学」を眺め終えた

家正則・岩室史英・舞原俊憲・水本好彦・吉田道利(編)「宇宙の観測I 光・赤外天文学(シリーズ現代の天文学15)」2007年、日本評論社

を眺め終えた。

天文学や物理学には

観測機器を専門とする人がいる。

おそらく本書は天文学の観測機器の開発、

特に可視光と赤外線の波長帯での観測機器の開発を

志す学生のために書かれている本だと思われる。


18名の著者によって書かれていることから、

専門分野が細分化していることが伺える。

私には読み通すことは難しいが

物理の言葉で書かれているので、

それぞれのの項目は頑張れば理解できそうに書かれている。

おそらく天文の観測機器を開発する研究室に入った

4年生ならば自分の研究に必要な部分を解読できると思われる。


2022年3月23日水曜日

2022年3月18日金曜日

家岩室舞原水本吉田ら「宇宙の観測I 光・赤外天文学」を眺めた

家正則・岩室史英・舞原俊憲・水本好彦・吉田道利(編)「宇宙の観測I 光・赤外天文学(シリーズ現代の天文学15)」2007年、日本評論社

を眺めた。

一時間で30ページまで進んだ。


2022年3月17日木曜日

2022年3月16日水曜日

2022年3月15日火曜日

鳴沢「へんな星たち 天体物理学が挑んだ10の恒星」を読んだ

鳴沢真也「へんな星たち 天体物理学が挑んだ10の恒星」、2016年、講談社
を読んだ。
天文学者の鳴沢真也氏によるブルーバックスである。プレオネ、プシビルスキ星、ミラ、かんむり座R星、いっかくじゅう座V838星、りゅうこつ座イータ星、WR 104、おうし座V773星、 ケフェウス座VW星、ぎょしゃ座イプシロン星という特徴ある10つの星を詳しく紹介している。これらの例はへんな星であるにもかかわらず、天文学や天体物理学の基礎的な話を解説しながらを丁寧に紹介してくれているため、本書を通読することでスタンダードな内容に楽しく触れることができる。非常に面白かった。本書を学生時代以前に読んでいれば、私は天文学者を志していたに違いない。

2022年3月14日月曜日

2022年3月13日日曜日

2022年3月12日土曜日

安藤「トポロジカル絶縁体入門」を眺め終えた

安藤陽一「トポロジカル絶縁体入門」講談社、2014年

を眺め終えた。


1章で手短にトポロジカル絶縁体についてレビューされた後、

2章から4章まで量子力学や物性理論の復習に80ページが割かれている。

5章で40ページのベリー位相から始まるトポロジカル絶縁体についての基礎理論が説明があって、6章からは実験や応用についての話がメインになる。超伝導の話はほとんど説明されておらず、他の本を参照する必要がある。

説明とページのスタイルが物理学会誌みたいな感じで、理論を専門とする人にはとっつきにくいかもしれない印象を受ける。

量子力学や統計力学、物性理論の短い入門を終えた4年生が読む本。



2022年3月7日月曜日

安藤「トポロジカル絶縁体入門」を眺め始めた

安藤陽一「トポロジカル絶縁体入門」講談社、2014年

を眺め始めた。

1時間で39ページまで進んだ。

2022年3月6日日曜日

観山野本二間瀬ら「天体物理学の基礎II」を眺め終えた

観山正見・野本憲一・二間瀬敏史(編)「天体物理学の基礎II(シリーズ現代の天文学12)」2008年、日本評論社

を眺め終えた。


本書は8名の著者によって書かれており、

重力、

プラズマと電磁流体、

放射の生成と散乱過程の基礎

の3章に分かれている。

入門書としての各章の内容は濃い。

一冊の本として通読したり、この本を教科書して最初から最後まで扱うことは難しいかもしれない。

必要になった章ごとに読む本だと思う。

物理学の入門を一通り終えた段階、大学3、4年生ごろから読み始めると良さそう。


2022年2月28日月曜日

観山野本二間瀬ら「天体物理学の基礎II」を眺めた

観山正見・野本憲一・二間瀬敏史(編)「天体物理学の基礎II(シリーズ現代の天文学12)」2008年、日本評論社

を眺め始めた。

一時間で43ページまで進んだ。 

2022年2月27日日曜日

2022年2月26日土曜日

柴田「数値相対論と中性子星の合体」を眺め終えた

柴田大「数値相対論と中性子星の合体」2021年、共立出版

を眺め終えた。


一章では、重力波天文学のごく短いまとめがあり、

二から四章で、この薄い本の主題の一つである数値相対論の技術的な要点が述べられる。

五章では、もう一つの主題である二つの中性子星の合体と中性子星とブラックホールの合体の理論的な研究のレビューが行われ、

最後に展望が述べられている。

この本で扱われているテーマは、著者のグループが研究している主要なテーマとほぼ等しいと思われる。

この本を読んでも、当然数値計算ができるようになるわけではないという意味では、あまり役に立つ本だとは思わない。

日本で、この本で議論されているような研究がしたければ、現実的には著者のグループに入るしかないと思われる。

5章の内容は多くの人が知っておいて損はない。


この本は一般相対論の入門を終えた

大学4年生以降の学生に適切な本だと思われる。


2022年2月25日金曜日

柴田「数値相対論と中性子星の合体」を眺めた

柴田「数値相対論と中性子星の合体」を眺めた。

一時間で121ページまで進んだ。

2022年2月24日木曜日

柴田「数値相対論と中性子星の合体」を眺めた

柴田「数値相対論と中性子星の合体」を眺めた。

一時間で82ページまで進んだ。

2022年2月23日水曜日

柴田「数値相対論と中性子星の合体」を眺めた

柴田大「数値相対論と中性子星の合体」2021年、共立出版

を眺め始めた。

一時間で41ページまで進んだ。

2022年2月22日火曜日

2022年2月21日月曜日

2022年2月20日日曜日

2022年2月19日土曜日

2022年2月18日金曜日

物理の記事を眺めた

物理の記事を一時間眺めた。


学生の時に、ほとんど触れる機会がなかった

物理の分野をどのように勉強すればよいのか

教科書やネット記事や動画などで情報を集めている。

少しずつ分かってきているが、

物理の特定の理論や現象論に対する評価というものは

時代と共に変わってきたようだということも分かってきた。

なので、勉強のとっかかりもつかめておらず、もやもやしている。


業界の人は研究室や研究会などで業界の流れを自然と把握できるので

業界の外の人特有の苦労だと思う。

勉強したい分野の教科書がそろっている大学の図書館が近くにあれば、

もう少し状況は改善されるのに。

2022年2月17日木曜日

2022年2月16日水曜日

2022年2月15日火曜日

科学朝日編「天文学の20世紀」を読んだ

科学朝日編「天文学の20世紀」、朝日新聞出版(1999年)
を読んだ。

本書は科学朝日の1995年に連載に基づいたもので、小尾信彌、尾崎洋二、高瀬文志郎、祖父江義明、佐藤文隆、堀源一郎、井上一、日江井榮二郎、岡村定矩、佐藤勝彦、海部宣男
の著者がそれぞれの研究分野の成果を分かりやすくまとめている。著者の豪華さからわかるように、本書は天文学入門の教科書として通用するレベルの良質な本である。

2022年2月14日月曜日

2022年2月13日日曜日

2022年2月12日土曜日

2022年2月11日金曜日

2022年2月10日木曜日

2022年2月9日水曜日

2022年2月8日火曜日

2022年2月7日月曜日

2022年2月6日日曜日

天文のネット記事を眺めた

天文のネット記事を一時間眺めた。

ネットで時間が溶けていく。

2022年2月5日土曜日

2022年2月4日金曜日

2022年2月3日木曜日

2022年2月2日水曜日

2022年2月1日火曜日

2022年1月31日月曜日

物理の動画を見た

物理の動画を一時間見た。

面白いし、勉強になる。はまりそう。

2022年1月30日日曜日

物理の動画を見た

物理の動画を一時間みた。


Youtuverの人気上昇と

コロナによる授業と研究会のオンライン化のおかげで

数年前にはなかった面白いものがたくさんある。

時間をかけていろいろ調べてみる。

それでも昔からある英語での動画の方が圧倒的に充実している。

2022年1月29日土曜日

キッテル「固体物理学入門」を眺め終えた

キッテル「固体物理学入門」2005年、第8版、丸善出版

を眺め終えた。


この本は固体物理学の初等的な入門書である。

量子力学と統計力学を一年間勉強した後、

つまり大学3,4年生が読むのが適切な本である。

物理的直感に基づいた解説が768ページにわたって述べられている。


典型的なアメリカの本。

70年間アメリカの固体物理学の教育は世界一だったのだろうと思わせる一冊である。

学生は固体物理学の講義を受けながら、

その週の講義の内容をこの本で予習、復習し、

講師が指定した章末の問題を宿題として解く

という風に使うことを想定しているのだろう。

200~300頁の教科書が好んで使われる

日本の講義スタイルとは合わないかもしれない。


自習書として読むには、

22章あるので、毎週一章ずつのペースで読んでいくのがよかろう。

分からない一行を理解するために何時間も粘るのではなく、

一定のペースで固体物理学の全体を学ぶのに適しているのかもしれない。

別の本で特定の話題の詳細を詰めるのは次のステップだと割り切って、

この本を信頼し読み通してみるのが良いと思う。


各章の詳細は、この本を通読した後で、

もっと専門的な本で詰めるのがよさそうである。

2022年1月28日金曜日

キッテル「固体物理学入門」を眺めた

キッテル「固体物理学入門」を眺めた。

一時間で付録17ページまで進んだ。

2022年1月27日木曜日

キッテル「固体物理学入門」を眺めた

キッテル「固体物理学入門」を眺めた。

一時間で664ページまで進んだ。

2022年1月26日水曜日

キッテル「固体物理学入門」を眺めた

キッテル「固体物理学入門」を眺めた。

一時間で608ページまで進んだ。

2022年1月25日火曜日

キッテル「固体物理学入門」を眺めた

キッテル「固体物理学入門」を眺めた。

一時間で552ページまで進んだ。

2022年1月24日月曜日

キッテル「固体物理学入門」を眺めた

キッテル「固体物理学入門」を眺めた。

一時間で498ページまで進んだ。

2022年1月23日日曜日

キッテル「固体物理学入門」を眺めた

キッテル「固体物理学入門」を眺めた。

一時間で444ページまで進んだ。

2022年1月22日土曜日

キッテル「固体物理学入門」を眺めた

キッテル「固体物理学入門」を眺めた。

一時間で385ページまで進んだ。

2022年1月21日金曜日

キッテル「固体物理学入門」を眺めた

キッテル「固体物理学入門」を眺めた。

一時間で318ページまで進んだ。

2022年1月20日木曜日

キッテル「固体物理学入門」を眺めた

キッテル「固体物理学入門」を眺めた。

一時間で259ページまで眺めた。

2022年1月19日水曜日

キッテル「固体物理学入門」を眺めた

キッテル「固体物理学入門」を眺めた。

一時間で195ページまで進んだ。

2022年1月18日火曜日

キッテル「固体物理学入門」を眺めた

キッテル「固体物理学入門」を眺めた。

一時間で157ページまで進んだ。

2022年1月17日月曜日

キッテル「固体物理学入門」を眺めた

キッテル「固体物理学入門」を眺めた。

一時間で108ページまで進んだ。

2022年1月16日日曜日

キッテル「固体物理学入門」を眺めた

キッテル「固体物理学入門」2005年、第8版、丸善出版

を眺め始めた。

一時間で51ページまで進んだ。

2022年1月15日土曜日

小平「ボクは算数しか出来なかった : 小平邦彦・私の履歴書」を読んだ

小平邦彦「ボクは算数しか出来なかった : 小平邦彦・私の履歴書」、日経サイエンス社、
1987年
を読んだ。

日本人初のフィールズ賞およびウルフ賞受賞者である数学者の小平邦彦の自伝である。文章は硬すぎず、丁度良い。話題の選び方も日本とアメリカの数学の研究や教育だけでなく、アメリカから日本の大学に頼まれて戻ってきたが、口約束が反故にされたり、退職金が少なくて困ったことなどの職場の恨みつらみも軽快につづっている。今となっては、すべての話題が古いので、「アメリカではこうだ」という短絡的な読み方をするとトラブルのもとになるかもしれないので、その点は注意が必要かもしれない。日本とアメリカの大学には何十年も前にこういう時代があったのだということを意識しながら読んだ方がいいだろう。総じて非常に読みやすくて、非常に面白い本である。

2022年1月14日金曜日

井田「現代解析力学入門」を眺め終えた

井田大輔「現代解析力学入門」2020年、朝倉書店

を眺め終えた。


著者の井田大輔氏は学習院大学の一般相対論の研究者。

本書は解析力学で学ぶ理論のフォーマリズムを解説している。

著者によると、本書は

山本・中村氏の解析力学I・IIを読みこなすための

解説書とのことである。


私は解析力学を学生の時に授業で受けて

そのまま十年以上放置していたので

本書がどれだけ目的を達したのかは判断しかねる。

本書の後半(可積分系、コワレフスカヤのこま、特異系、古典場)

は私が授業で習った解析力学の内容をはるかに凌駕している。


解析力学の1冊目か2冊目ぐらいに良い本だと思う。

力学と電磁気の入門を終えた後に読むといいと思う。

2022年1月13日木曜日

井田「現代解析力学入門」を眺めた

井田「現代解析力学入門」を眺めた。

一時間で201ページまで進んだ。

2022年1月12日水曜日

井田「現代解析力学入門」を眺めた

井田「現代解析力学入門」を眺めた。

一時間で145ページまで進んだ。

2022年1月11日火曜日

井田「現代解析力学入門」を眺めた

井田「現代解析力学入門」を眺めた。

一時間で89ページまで進んだ。

2022年1月10日月曜日

井田「現代解析力学入門」を眺めた

井田大輔「現代解析力学入門」2020年、朝倉書店

を眺めた。

一時間で42ページまで進んだ。

2022年1月9日日曜日

観山野本二間瀬ら「天体物理学の基礎I」を眺め終えた

観山正見・野本憲一・二間瀬敏史(編)「天体物理学の基礎I(シリーズ現代の天文学11)」2009年、日本評論社

を眺め終えた。

解析力学、熱力学、統計力学、特殊相対論、核反応、流体力学などの

物理が天文学と天体物理学でどのように使われているかが学べる本。

普通の物理の教科書と比べると、

目が回るような広い内容を扱っている。

十数名の執筆者で書かれているため、

一冊の本として読み通すことは難しい。

おそらく、各々の執筆者が研究で必要だと思っていることが

書かれていると思う。

「天体物理学の基礎II」もある。


大学4年生から読み始めるのが良いと思う。

天文学の研究を始める直前に読んだり、

研究しながら、研究で必要な部分を復習するのに

使うのが良い使い方だと思う。

2022年1月8日土曜日

観山野本二間瀬ら「天体物理学の基礎I」を眺めた

観山野本二間瀬ら「天体物理学の基礎I」を眺めた。

一時間で298ページまで進んだ。

2022年1月7日金曜日

観山野本二間瀬ら「天体物理学の基礎I」を眺めた

観山野本二間瀬ら「天体物理学の基礎I」を眺めた。

一時間で212ページまで進んだ。

2022年1月6日木曜日

観山野本二間瀬ら「天体物理学の基礎I」を眺めた

観山野本二間瀬ら「天体物理学の基礎I」を眺めた。

一時間で178ページまで進んだ。

2022年1月5日水曜日

観山野本二間瀬ら「天体物理学の基礎I」を眺めた

観山野本二間瀬ら「天体物理学の基礎I」を眺めた。

一時間で130ページまで進んだ。

2022年1月4日火曜日

観山野本二間瀬ら「天体物理学の基礎I」を眺めた

観山野本二間瀬ら「天体物理学の基礎I」を眺めた。

一時間で89ページまで進んだ。

2022年1月3日月曜日

観山野本二間瀬ら「天体物理学の基礎I」を眺めた

観山正見・野本憲一・二間瀬敏史(編)「天体物理学の基礎I(シリーズ現代の天文学11)」2009年、日本評論社

を眺め始めた。

一時間で42ページまで進んだ。


2022年1月2日日曜日

野本定金佐藤ら「恒星」を眺め終えた

野本憲一・定金晃三・佐藤勝彦(編)「恒星(シリーズ現代の天文学7)」2009年、日本評論社

を眺め終えた。


約20名の著者・編集者によって書かれている。

観測のことや理論のことが詰め込まれており、

章や節が変わるたびにガラッと視点を変えてくるため

一冊の本として読み通すことはかなり困難だと感じる。


恒星に関する基本的な内容もよく書かれているが、

かなり進んだ内容、例えば、連星系や超新星爆発など

に関してもかなりのページが割かれている。

よって、より一層難しいと感じる。

おそらく、執筆者が自分の専門分野について知識を圧縮して押し込めるだけ

押し込んだのであろう。

本当は数冊に分けて書かれるべき分量である。


物理をあまり知らないくても読める箇所もあるが

大学生3年生以降に読み始めるのが無難だと思われる。



2022年1月1日土曜日

野本定金佐藤ら「恒星」を眺めた

野本定金佐藤ら「恒星」を眺めた。

一時間で314ページまで進んだ。