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2022年12月15日木曜日
藤原正彦「天才の栄光と挫折 数学者列伝」を読んだ
2022年12月14日水曜日
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2022年11月15日火曜日
長沢中村大野「ワトソン&クリック(丸善コミックス10)」を読んだ
大野氏の絵は昔はぱっと見は下手だと感じたが、
2022年11月14日月曜日
2022年11月13日日曜日
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2022年10月16日日曜日
2022年10月15日土曜日
西尾「現代物理学の父ニールス・ボーア」を読んだ
2022年10月14日金曜日
2022年10月13日木曜日
2022年10月12日水曜日
2022年10月11日火曜日
2022年10月10日月曜日
2022年10月9日日曜日
C言語の復習をした
2022年10月8日土曜日
2022年10月7日金曜日
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2022年10月5日水曜日
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2022年9月17日土曜日
2022年9月16日金曜日
2022年9月15日木曜日
広中平祐「生きること 学ぶこと」を読んだ
2022年9月14日水曜日
2022年9月13日火曜日
2022年9月12日月曜日
2022年9月11日日曜日
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2022年8月31日水曜日
2022年8月30日火曜日
2022年8月29日月曜日
香取「統計力学 」を眺め終えた
2022年8月28日日曜日
2022年8月27日土曜日
2022年8月26日金曜日
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2022年8月16日火曜日
2022年8月15日月曜日
フレッチャー「アインシュタインの影」を読んだ
2022年8月14日日曜日
2022年8月13日土曜日
野村「トポロジカル絶縁体・超伝導体」を眺め終えた
2022年8月12日金曜日
2022年8月11日木曜日
2022年8月10日水曜日
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久保「ゴム弾性」を眺め終えた
2022年8月1日月曜日
2022年7月31日日曜日
2022年7月30日土曜日
2022年7月29日金曜日
佐々「熱力学入門」を眺め終えた
2022年7月28日木曜日
2022年7月27日水曜日
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2022年7月17日日曜日
2022年7月16日土曜日
2022年7月15日金曜日
阿部「小倉金之助 生涯とその時代」を読んだ
2022年7月14日木曜日
2022年7月13日水曜日
2022年7月12日火曜日
2022年7月11日月曜日
2022年7月10日日曜日
2022年7月9日土曜日
2022年7月8日金曜日
2022年7月7日木曜日
藤原兵頭「熱学入門」を眺め終えた
藤原邦男、兵頭敏夫「熱学入門」1995年、東京大学出版会
を眺め終えた。
この本は故藤原邦男氏の講義ノートを兵頭敏夫氏が加筆し、まとめたものであり、
物理を専門としない東京大学の1年生用の熱力学・統計力学の入門書のようだ。
熱力学と統計力学をすっきりと理解させる気はないようだ。、
東京大学の一年生が力学に退屈して大学の物理に幻滅しように
歴史をまじえて物理の面白さを宣伝するための本だと感じた。
兵頭氏の本らしく、途中の計算は丁寧に書かれている。
演習問題の答えの一部は省略されているものもあるが大部分は途中計算も書かれている。
解析力学が予告なく出てくるので、普通の大学一年生にはつらい。
東大生は入学直後にでも読めばいいが、普通の大学生は
解析力学を終えた長期休みあたりに一気に読めば、ちょうどいいと思う。
2022年7月6日水曜日
2022年7月5日火曜日
2022年7月4日月曜日
2022年7月3日日曜日
2022年7月2日土曜日
河辺「工科系のための解析力学」を眺め終えた
河辺哲次「工科系のための解析力学、第2版」2016年、裳華房
を眺め終えた。
解析力学の本であるが、多くの例題と章末問題があり、
例題と章末問題の問題の出し方に特徴がある。
問題中に答えが書いてあり、それを確認するタイプだけの問題しかない。
この本を解析力学の最初の本にして、
その後に大学院入試の過去問を解けば、
大学院入試対策としては十分で、
ぼほ最短ルートになるだろう。
力学を終えた後、大学2年生ぐらいで読む本。
2022年7月1日金曜日
2022年6月30日木曜日
2022年6月29日水曜日
2022年6月28日火曜日
2022年6月27日月曜日
2022年6月26日日曜日
2022年6月25日土曜日
2022年6月24日金曜日
キャレン「熱力学および統計物理入門」を眺め終えた
H.B. キャレン(著)、小田垣孝(翻訳)「熱力学および統計物理入門」第二版、上1998年・下1999年、吉岡書店
を眺め終えた。
タイトルに偽りなく、熱力学および統計物理入門について書かれている。
熱力学入門+統計物理入門ではなく、
熱力学(450ページ)+統計物理入門(150ページ)である。
日本のよくある熱力学の教科書と違って熱力学の歴史を追わない。
しかし、アメリカスタイルの大量の文章による説明で書かれているためページ数は多い。
熱力学の本だと思うと、もっと洗練した記述にして欲しいし、
統計力学の本だと思うと内容として物足りない。
原書の第一版は1966年であるため、やはり古い記述がある。
大学3年生から大学院初年次用と書いてある。
熱力学と統計力学の一冊目の本としてはつらい。
手元にあるのが一刷であるためか、誤植がかなり多く、本が嚙みまくっている。
上巻のカバー裏にも「列題や問題が数多く与えられているので」と誤植がある。
どうやって間違えたのだろう。
幾何学的な説明が多い。
研究レベルで使用されているらしいデータカタログでの計算が紹介されているのは楽しい。
私は臨界現象について勉強したことがほとんどないため、面白く読めた。でも臨界現象についての記述は20ページだけ。
入門レベルの問題の例題は少ない。
アメリカスタイルの本らしく宿題用の問題が羅列されているが、
解答例は書いていないので、本書では計算技術は全く身に着かない。
訳書独特のとっつきにくさや古さを感じる。
熱力学の歴史の話にうんざりしている人には、
選択肢の一つになりえると思う。
量子力学やベクトル解析を知らなくてもある程度読むことができるため、
大部分は大学2年生から読むことができると思う。
2022年6月23日木曜日
2022年6月22日水曜日
2022年6月21日火曜日
2022年6月20日月曜日
2022年6月19日日曜日
2022年6月18日土曜日
2022年6月17日金曜日
2022年6月16日木曜日
2022年6月15日水曜日
森本「ある女性数学者の回想」を読んだ
2022年6月14日火曜日
2022年6月13日月曜日
2022年6月12日日曜日
2022年6月11日土曜日
2022年6月10日金曜日
高橋佐藤「ARPESで探る固体の電子構造」を眺め終えた
高橋隆、佐藤宇史「ARPESで探る固体の電子構造」2017年、共立出版
を眺め終えた。
100ページの薄い本。
数式は5個しかなく、このシリーズの中では特異な本である。
角度分解光電子分光について軽く説明した後、
高温超電導体、グラフェン、トポロジカル絶縁体について解説される。
著者は高温超電導体のニュースを聞いた時に、
やっている共同研究を中止して、高温超伝導体に乗り換えたらしい。
そんな著者の本なので、トピックも異常に流行した
物性音痴の私でも聞いたことのあるものばかりである。
なので、私のような素人でも読んでいて、それなりに楽しい。
量子力学と統計力学の入門を終えた大学4年生ぐらいが
読むのにちょうどいいと思う。
2022年6月9日木曜日
2022年6月8日水曜日
砂川「熱・統計力学の考え方」を眺め終えた
砂川重信「熱・統計力学の考え方」1993年、岩波書店
を眺め終えた。
タイトルは熱・統計力学となっているが、
最後の章に統計力学のことがおまけのように書かれているだけで、
それ以外は熱力学について述べられている。
この本で、統計力学を学べると思わない方がよい。
熱力学については、
私が学生の時に受けた授業とだいたい同じ流れであり、
私には親しみのある説明の仕方である。
砂川氏が本書で指摘しているように、
クラウジウスによる説明の仕方であり、
ほとんどの熱力学の本は
クラウジウスの議論を踏襲した説明となっている。
この本では、クラウジウスの議論で砂川氏が分かりにくいと感じた
箇所が改善されている。
また、演習問題には丁寧な解答がついている。
本書の特色としては
カロリック説と熱力学の対立の歴史をたどりながら説明していることがあげられる。
科学の形成の一例を熱力学の歴史を通して教えることは非常に教育的であると思う一方、
熱力学を学ぶことが目的だとすると歴史は煩わしいとも思う。
また、著者は身近なたとえ話で熱力学と統計力学を説明しようと
試みているが、たとえ話は個人的には好きではない。
読者を男子学生に限定したような例え話は、
黒塗りが必要かもしれない。
全微分や偏微分に慣れていない大学一年生には難しいが
2年生は読めるだろう。
2022年6月7日火曜日
2022年6月6日月曜日
2022年6月5日日曜日
2022年6月4日土曜日
2022年6月3日金曜日
2022年6月2日木曜日
齊藤村上「スピン流とトポロジカル絶縁体」を眺め終えた
齊藤 英治, 村上 修一「スピン流とトポロジカル絶縁体」2014年、共立出版
を眺め終えた。
とてもいい本である。スピン流とトポロジカル絶縁体について解説している。本書の記述の仕方は、簡潔でありながら、深い洞察を含んでおり、物理を解説する文章として最高レベルに上手だと思う。私が学生の時にこの本を読んでいたら、物性分野を志していたかもしれない。
私は物性のことをほとんど勉強したことがなく、つかみどころがない巨大な何か、という漠然とした好ましくないイメージを十数年間持っていたが、この本は物性物理の多くが電子に関わる現象であるということを教えてくれ、日本物理学会がどのように物理学を領域分けしているのか、私に悟らせた。
私にとって、この本の内容はかなりアドバンスである。スピン〇〇という物理現象がたくさん紹介されるが、私は物性分野で基本的な○○自体を知らず、まず〇〇の勉強をしないといけないということを、この本は教えてくれた。私は最近、本書を含めてアドバンスな物性の本やキッテルの教科書を眺めたが、私が物性を理解するために何をすべきか明確に分かった。私はAshcroft and Merminを丁寧に読むべきである。
量子力学、統計力学、物性の導入を終えた大学4年生が読むとちょうどいいレベルであろう。
2022年6月1日水曜日
2022年5月31日火曜日
2022年5月30日月曜日
田中「走査透過電子顕微鏡の物理」を眺め終えた
田中信夫「走査透過電子顕微鏡の物理」共立出版、2018年
を眺め終えた。
著者の田中氏は物理の専門家ではなく顕微鏡の専門家らしい。
この本では顕微鏡がメインディッシュで、物理は添え物である。
かなり工学っぽい雰囲気がする。
実験物理の人が書いた物理の教科書のように
理論物理の人にとっては、辛い。
「~です。~ます。」で書かれている。
物理の本ではほとんど見たことがないので、
やりは、物理の本ではないのであろう。
田中氏は名古屋大学の応用物理学科出身らしい。
私は高校生の時に大学では物理や天文がやりたくて、
入学後に工学っぽいことを勉強させられるのを極度に恐れ、
工学っぽいことをさせられない大学を選んで入試を受けていたので、
私は応用物理学という学科を良く知らない。
(高校生の時は理工学部の工の字にも怯えていた。
結局、理学部しかない大学の物理学科に入った。)
とりあえず、名古屋大学の応用物理学科のウェブサイトを眺めてみたが
嗅いだことのない匂いを感じた。謎の集団である。
私が20年間、様々な大学の物理学科のウェブサイトばかり眺めていて、
応用物理学科のウェブサイトなど眺めたことなどなかったに違いないと思いいたった。
この本のまえがきには高校物理の物理を仮定し、
大学一年生でも理解できると書いてあるが、
マクスウェル方程式もシュレディンガー方程式も当たり前のように出てくるし
特殊相対論も普通に出てくる。
読んでいると10ページくらいで
「こ、これが、応用物理学科のやり方か。ぐふっ。」
という感想を持つ。
理論物理の人には読めない。
この本を読んでも計算はできるようにならないが、
定番の物理のどの本を読めばいいかは書いてある。
言い換えると、
この本は「走査透過電子顕微鏡の物理」というタイトルがついているが
物理の説明は他の物理の本に丸投げしている。
また、参考図書には田中氏の著作がかなり派手に宣伝されている。
これで
「これが応用物理学科のやり方か。ぐはっ。」
という感想を持ちながら、力尽きる。
物理学科の人で、顕微鏡に興味ある人は、
大学3年の量子力学の前半
(シュレディンガー方程式の簡単な解き方を学んだ当たりまで)
を終えたら、この本を読むとちょうどいいと思う。
著者の顕微鏡の知識はなかなかのものなので、
難しいことは読み飛ばして、
読めるところだけ
つまんで読むと十分に面白い。
2022年5月29日日曜日
2022年5月28日土曜日
2022年5月27日金曜日
長谷川「見えないものをみる ナノワールドと量子力学」を眺め終えた
長谷川修司「見えないものをみる ナノワールドと量子力学」2008年、東京大学出版会
を眺め終えた。
とても良い本である。(私は物性物理の全体像を全然把握できていないが、)本書に書かれている内容は表面物理やナノ物理と言われる分野らしい。基礎物理の理解を目的とした実験物理学者が書いた本である。当時の最新の研究と基礎が、主に言葉や図で説明されている。
本書を読んでも計算は出来るようにならない。しかし、理論物理の人も寝っ転がって読む分には、自分の研究や勉強の邪魔にならないと思うので、純粋な楽しみのために読んでもいいと思う。理論の人も楽しめるだろう。
この本は量子力学入門を終えた大学4年生が読む本である。(一流の大学では、意欲ある一年生が並の大学の3年生レベルの量子力学の講義が選択できるようになっているらしいので、量子力学の入門レベルを終えている人はもっと早く読めばよいと思う。)この手の本は、研究と3年生までで学んだことのギャップが大きくて4年生が実際に読むにはかなり苦しいが、この本はギャップが少なく、読みやすい。はじめとおわりに量子力学に関する物理実験をする3年生との対話が書かれている。おそらく著者はこの本を東大物理学科の3年生のために書いたに違いない。
著者の長谷川氏は量子力学の実験で有名な外村彰氏の実験グループに所属していたこともある。外村氏の量子力学の本が好きな人は、この本も気に入ると思う。長谷川氏と言えば、この本やトポロジカル物性に関するブルーバックスの著者として私は認識していた。最近では、物理学会の偉い人というイメージが新たに付きつつある。
2022年5月26日木曜日
2022年5月25日水曜日
2022年5月24日火曜日
2022年5月23日月曜日
井上小山高橋水本ら「宇宙の観測III 高エネルギー天文学」を眺め終えた
井上一・小山勝二・高橋忠幸・水本好彦(編)「宇宙の観測III 高エネルギー天文学(シリーズ現代の天文学17)」2008年、日本評論社
を眺め終えた。
11名の著者によって書かれている。
X線、ガンマ線、宇宙線、ニュートリノ、重力波について書かれている。
重力波の直接観測前の本なので、
重力波のことは知識のアップデートが必要である。
4年生で高エネルギーの天文に配属されたら読み始める本。
それ以外の人でも高エネルギーの天文に興味が出たときに読んでみたらよいと思う。
2022年5月22日日曜日
2022年5月21日土曜日
2022年5月20日金曜日
2022年5月19日木曜日
2022年5月18日水曜日
2022年5月17日火曜日
井上小山高橋水本ら「宇宙の観測III 高エネルギー天文学」を眺めた
井上一・小山勝二・高橋忠幸・水本好彦(編)「宇宙の観測III 高エネルギー天文学(シリーズ現代の天文学17)」2008年、日本評論社
を眺め始めた。
一時間で40ページまで進んだ。
2022年5月16日月曜日
中井坪井福井ら「宇宙の観測II 電波天文学」を眺め終えた
中井直正・坪井昌人・福井康雄(編)「宇宙の観測II 電波天文学(シリーズ現代の天文学16)」2009年、日本評論社
を眺め終えた。
11名の著者によって書かれている。
1・2章は理論の人でも十分に役に立つ電波天文学の概要と放射機構などの物理の話。
3章以降は観測装置の話。理論の人には正直厳しい。
しかし、電波天文学に関わる人は理論の人も重要なことは重要なことは理解しないといけないかもしれない。
卒研配属で電場天文学に関わる研究をする人は3年生の終わりぐらいから読み始めるといいかもしれない。
ちょうど、天の川銀河の中心にあるブラックホールの周りのガスの影の画像が発表された。ガスのオレンジ色は誰の趣味でつけられてつけられているのだろうか。みどり色とか不自然な色にした方が可視光の観測と誤解されなくて良いかもしれない。
2022年5月15日日曜日
戸谷「宇宙の「果て」になにがあるのか 最新天文学が描く、時間と空間の終わり」を読んだ
2022年5月14日土曜日
2022年5月13日金曜日
2022年5月12日木曜日
2022年5月11日水曜日
2022年5月10日火曜日
2022年5月9日月曜日
2022年5月8日日曜日
中井坪井福井ら「宇宙の観測II 電波天文学」を眺めた
中井直正・坪井昌人・福井康雄(編)「宇宙の観測II 電波天文学(シリーズ現代の天文学16)」2009年、日本評論社
を眺め始めた。
一時間で43ページまで進んだ。
2022年5月7日土曜日
腰原Luty「光誘起構造相転移 光が拓く新たな物質科学」を眺め終えた
腰原伸也・Tadeusz Michal Luty「光誘起構造相転移 光が拓く新たな物質科学」共立出版、2016年
を眺め終えた。
数式は文章で説明されているが、内容はかなり専門的である。日本物理学会誌とほとんど同じスタイルである、と書けば伝わるだろうか。私がこれまで勉強したことない分野なので、ほとんど内容は分からなかった。大学4年生以降のこの分野に興味がある学生が読めばよいと思う。
謝辞で書かれている人が腰原氏関連と思われるものばかりなので、Luty氏は本当に執筆しているのだろうかと疑問に思う。
2022年5月6日金曜日
腰原Luty「光誘起構造相転移 光が拓く新たな物質科学」を眺め始めた
腰原伸也・Tadeusz Michal Luty「光誘起構造相転移 光が拓く新たな物質科学」共立出版、2016年
を眺め始めた。
一時間で58ページまで進んだ。
2022年5月5日木曜日
齋藤「フラーレン・ナノチューブ・グラフェンの科学 ナノカーボンの世界」を眺め終えた
齋藤理一郎「フラーレン・ナノチューブ・グラフェンの科学 ナノカーボンの世界」、2015年、共立出版
を眺め終えた。
脚注が多く、本文も著者の言いたいことが書いてある本である。発見にまつわるあれこれ、科学にまつわるあれこれ、大学教育にまつわるあれこれなどが詰め込まれている。大学の雑談が多い講義のようである。雑談の多くは、私にはほとんど役に立ちそうもないし、怪しげな記述や公平性に欠ける記述も多く見られる。雑談の中で「物理の人はAしか知らない。化学の人はAは知らないがBは知っている。工学の人はBを知らないが、Aが重要であることは辛うじて知っているし、Cについては詳しい。共同研究では、分野のこれらの壁を乗り越えないといけない。」ということが書かれている。これは私が好きな記述であった。同じ困難が素粒子と物性物理の共同研究でも起きているということを何度か聞いたことがある。
本題はナノカーボンの物理である。しかし、その周辺のことも多く書かれている。雑談を苦に感じなければ、なかなか楽しめる本であると思う。私は卒研でマイナー分野の理論の研究をしていたので、本書で書かれているナノカーボンの研究共同体は目がまわりそうな巨大さであるように感じた。私は脚注の多い本はかなり苦手である。
6章は数式が多く、物性を勉強したことがないと数式を追えないと思う。他の章は数式を使わないで説明されている。本文の難易度は後ろに行くほど専門的で難しくなっていく。
特に学年関係なく読めばいいと思う。例えば、一年生では途中で振り落とされると思うが、数年後に授業や別の本で量子力学や物性をある程度勉強した後に読み直せばよいと思う。
2022年5月4日水曜日
2022年5月3日火曜日
2022年5月2日月曜日
齋藤「フラーレン・ナノチューブ・グラフェンの科学 ナノカーボンの世界」を眺め始めた
齋藤理一郎「フラーレン・ナノチューブ・グラフェンの科学 ナノカーボンの世界」、2015年、共立出版
を眺め始めた。
一時間で44ページまで進んだ。
2022年5月1日日曜日
西森大関「量子アニ-リングの基礎」を眺め終えた
西森秀稔・大関真之「量子アニ-リングの基礎」2018年、共立出版
を眺め終えた。
量子アニ-リングについての物理の本。
京都大学や東京大学の大学院での集中講義に基づいているとのことで、内容は易しくない。私にはなじみのない分野なので、ほとんど何も理解できなかった。
この分野に興味があり、
物理を一通り勉強した大学4年生以降の
学生が読むのに適していると思われる。
2022年4月30日土曜日
2022年4月29日金曜日
2022年4月28日木曜日
2022年4月27日水曜日
2022年4月26日火曜日
2022年4月25日月曜日
2022年4月24日日曜日
2022年4月23日土曜日
2022年4月22日金曜日
2022年4月21日木曜日
2022年4月20日水曜日
2022年4月19日火曜日
2022年4月18日月曜日
2022年4月17日日曜日
2022年4月16日土曜日
2022年4月15日金曜日
鳴沢「連星からみた宇宙 : 超新星からブラックホール、重力波まで」を読んだ
2022年4月14日木曜日
2022年4月13日水曜日
2022年4月12日火曜日
2022年4月11日月曜日
2022年4月10日日曜日
2022年4月9日土曜日
2022年4月8日金曜日
2022年4月7日木曜日
2022年4月6日水曜日
小野「シュレディンガー方程式の解法」を眺め終えた
小野嘉之「シュレディンガー方程式の解法」1993年、丸善
を眺め終えた。
量子力学の入門書から物理数学の部分を抜き出したような本。
最後の章の近似法では、変分法、WKB近似、ボルン近似について
書かれている。
量子力学を入門書を読んだ後に読む本である。
量子力学の入門書を読んで、
物理にも物理数学にも打ちのめされた後に
気分を変えて、
シュレディンガー方程式の解き方に集中して
再挑戦してみるというときにいい本かもしれない。
大学3年生が読む本であろう。
2022年4月5日火曜日
2022年4月4日月曜日
住吉「原子核から読み解く超新星爆発の世界」を眺め終えた
住吉光介「原子核から読み解く超新星爆発の世界」2018年、共立出版
眺め終えた。
中性子星や超新星爆発について、最近の研究を踏まえて書かれている本。
著者の住吉氏は原子核物理を専門とする
理論物理学者であるため、
私にとって、天文の人が書いた本に比べて、
非常に分かりやすい。
何が分かっていて、何が分かっていないのか
原子核物理の理論物理の人の視点から
とても良く書かれている。
理論物理の入門を一通り終えた大学4年生から
読むことができると思う。
本書を読むには、
一般相対論については、詳しく知っている必要はない。
2022年4月3日日曜日
2022年4月2日土曜日
2022年4月1日金曜日
2022年3月31日木曜日
向山「一般相対論を超える重力理論と宇宙論」を眺め終えた
向山信治「一般相対論を超える重力理論と宇宙論」 2021年、サイエンス社
を眺め終えた。
本書では、一般相対論、Lovelock重力、PPN形式、スカラーテンソル理論、Horava-Lifshitz理論について、160ページでコンパクトにまとまっている。
昔の理論に技術的なブレイクスルーが起きて流行した修正重力理論も多いようである。読んでいると修正重力理論が様々な問題に出会って、それを避けるということを繰り返して、巧妙に作られていることが分かる。かなり複雑なので、このような内容が日本語の本で読めることは嬉しい。
一般相対論の入門を終えて、修正重力理論とその宇宙論への応用を研究テーマとして選ぶ大学4年生以降の学生が読む本であろう。
2022年3月30日水曜日
2022年3月29日火曜日
2022年3月28日月曜日
2022年3月27日日曜日
家岩室舞原水本吉田ら「宇宙の観測I 光・赤外天文学」を眺め終えた
家正則・岩室史英・舞原俊憲・水本好彦・吉田道利(編)「宇宙の観測I 光・赤外天文学(シリーズ現代の天文学15)」2007年、日本評論社
を眺め終えた。
天文学や物理学には
観測機器を専門とする人がいる。
おそらく本書は天文学の観測機器の開発、
特に可視光と赤外線の波長帯での観測機器の開発を
志す学生のために書かれている本だと思われる。
18名の著者によって書かれていることから、
専門分野が細分化していることが伺える。
私には読み通すことは難しいが
物理の言葉で書かれているので、
それぞれのの項目は頑張れば理解できそうに書かれている。
おそらく天文の観測機器を開発する研究室に入った
4年生ならば自分の研究に必要な部分を解読できると思われる。
2022年3月26日土曜日
2022年3月25日金曜日
2022年3月24日木曜日
2022年3月23日水曜日
2022年3月22日火曜日
2022年3月21日月曜日
2022年3月20日日曜日
2022年3月19日土曜日
2022年3月18日金曜日
家岩室舞原水本吉田ら「宇宙の観測I 光・赤外天文学」を眺めた
家正則・岩室史英・舞原俊憲・水本好彦・吉田道利(編)「宇宙の観測I 光・赤外天文学(シリーズ現代の天文学15)」2007年、日本評論社
を眺めた。
一時間で30ページまで進んだ。
2022年3月17日木曜日
2022年3月16日水曜日
2022年3月15日火曜日
鳴沢「へんな星たち 天体物理学が挑んだ10の恒星」を読んだ
2022年3月14日月曜日
2022年3月13日日曜日
2022年3月12日土曜日
安藤「トポロジカル絶縁体入門」を眺め終えた
安藤陽一「トポロジカル絶縁体入門」講談社、2014年
を眺め終えた。
1章で手短にトポロジカル絶縁体についてレビューされた後、
2章から4章まで量子力学や物性理論の復習に80ページが割かれている。
5章で40ページのベリー位相から始まるトポロジカル絶縁体についての基礎理論が説明があって、6章からは実験や応用についての話がメインになる。超伝導の話はほとんど説明されておらず、他の本を参照する必要がある。
説明とページのスタイルが物理学会誌みたいな感じで、理論を専門とする人にはとっつきにくいかもしれない印象を受ける。
量子力学や統計力学、物性理論の短い入門を終えた4年生が読む本。
2022年3月11日金曜日
2022年3月10日木曜日
2022年3月9日水曜日
2022年3月8日火曜日
2022年3月7日月曜日
2022年3月6日日曜日
観山野本二間瀬ら「天体物理学の基礎II」を眺め終えた
観山正見・野本憲一・二間瀬敏史(編)「天体物理学の基礎II(シリーズ現代の天文学12)」2008年、日本評論社
を眺め終えた。
本書は8名の著者によって書かれており、
重力、
プラズマと電磁流体、
放射の生成と散乱過程の基礎
の3章に分かれている。
入門書としての各章の内容は濃い。
一冊の本として通読したり、この本を教科書して最初から最後まで扱うことは難しいかもしれない。
必要になった章ごとに読む本だと思う。
物理学の入門を一通り終えた段階、大学3、4年生ごろから読み始めると良さそう。
2022年3月5日土曜日
2022年3月4日金曜日
2022年3月3日木曜日
2022年3月2日水曜日
2022年3月1日火曜日
2022年2月28日月曜日
観山野本二間瀬ら「天体物理学の基礎II」を眺めた
観山正見・野本憲一・二間瀬敏史(編)「天体物理学の基礎II(シリーズ現代の天文学12)」2008年、日本評論社
を眺め始めた。
一時間で43ページまで進んだ。
2022年2月27日日曜日
2022年2月26日土曜日
柴田「数値相対論と中性子星の合体」を眺め終えた
柴田大「数値相対論と中性子星の合体」2021年、共立出版
を眺め終えた。
一章では、重力波天文学のごく短いまとめがあり、
二から四章で、この薄い本の主題の一つである数値相対論の技術的な要点が述べられる。
五章では、もう一つの主題である二つの中性子星の合体と中性子星とブラックホールの合体の理論的な研究のレビューが行われ、
最後に展望が述べられている。
この本で扱われているテーマは、著者のグループが研究している主要なテーマとほぼ等しいと思われる。
この本を読んでも、当然数値計算ができるようになるわけではないという意味では、あまり役に立つ本だとは思わない。
日本で、この本で議論されているような研究がしたければ、現実的には著者のグループに入るしかないと思われる。
5章の内容は多くの人が知っておいて損はない。
この本は一般相対論の入門を終えた
大学4年生以降の学生に適切な本だと思われる。
2022年2月25日金曜日
2022年2月24日木曜日
2022年2月23日水曜日
2022年2月22日火曜日
2022年2月21日月曜日
2022年2月20日日曜日
2022年2月19日土曜日
2022年2月18日金曜日
物理の記事を眺めた
物理の記事を一時間眺めた。
学生の時に、ほとんど触れる機会がなかった
物理の分野をどのように勉強すればよいのか
教科書やネット記事や動画などで情報を集めている。
少しずつ分かってきているが、
物理の特定の理論や現象論に対する評価というものは
時代と共に変わってきたようだということも分かってきた。
なので、勉強のとっかかりもつかめておらず、もやもやしている。
業界の人は研究室や研究会などで業界の流れを自然と把握できるので
業界の外の人特有の苦労だと思う。
勉強したい分野の教科書がそろっている大学の図書館が近くにあれば、
もう少し状況は改善されるのに。
2022年2月17日木曜日
2022年2月16日水曜日
2022年2月15日火曜日
科学朝日編「天文学の20世紀」を読んだ
2022年2月14日月曜日
2022年2月13日日曜日
2022年2月12日土曜日
2022年2月11日金曜日
2022年2月10日木曜日
2022年2月9日水曜日
2022年2月8日火曜日
2022年2月7日月曜日
2022年2月6日日曜日
2022年2月5日土曜日
2022年2月4日金曜日
2022年2月3日木曜日
2022年2月2日水曜日
2022年2月1日火曜日
2022年1月31日月曜日
2022年1月30日日曜日
物理の動画を見た
物理の動画を一時間みた。
Youtuverの人気上昇と
コロナによる授業と研究会のオンライン化のおかげで
数年前にはなかった面白いものがたくさんある。
時間をかけていろいろ調べてみる。
それでも昔からある英語での動画の方が圧倒的に充実している。
2022年1月29日土曜日
キッテル「固体物理学入門」を眺め終えた
キッテル「固体物理学入門」2005年、第8版、丸善出版
を眺め終えた。
この本は固体物理学の初等的な入門書である。
量子力学と統計力学を一年間勉強した後、
つまり大学3,4年生が読むのが適切な本である。
物理的直感に基づいた解説が768ページにわたって述べられている。
典型的なアメリカの本。
70年間アメリカの固体物理学の教育は世界一だったのだろうと思わせる一冊である。
学生は固体物理学の講義を受けながら、
その週の講義の内容をこの本で予習、復習し、
講師が指定した章末の問題を宿題として解く
という風に使うことを想定しているのだろう。
200~300頁の教科書が好んで使われる
日本の講義スタイルとは合わないかもしれない。
自習書として読むには、
22章あるので、毎週一章ずつのペースで読んでいくのがよかろう。
分からない一行を理解するために何時間も粘るのではなく、
一定のペースで固体物理学の全体を学ぶのに適しているのかもしれない。
別の本で特定の話題の詳細を詰めるのは次のステップだと割り切って、
この本を信頼し読み通してみるのが良いと思う。
各章の詳細は、この本を通読した後で、
もっと専門的な本で詰めるのがよさそうである。
2022年1月28日金曜日
2022年1月27日木曜日
2022年1月26日水曜日
2022年1月25日火曜日
2022年1月24日月曜日
2022年1月23日日曜日
2022年1月22日土曜日
2022年1月21日金曜日
2022年1月20日木曜日
2022年1月19日水曜日
2022年1月18日火曜日
2022年1月17日月曜日
2022年1月16日日曜日
2022年1月15日土曜日
小平「ボクは算数しか出来なかった : 小平邦彦・私の履歴書」を読んだ
2022年1月14日金曜日
井田「現代解析力学入門」を眺め終えた
井田大輔「現代解析力学入門」2020年、朝倉書店
を眺め終えた。
著者の井田大輔氏は学習院大学の一般相対論の研究者。
本書は解析力学で学ぶ理論のフォーマリズムを解説している。
著者によると、本書は
山本・中村氏の解析力学I・IIを読みこなすための
解説書とのことである。
私は解析力学を学生の時に授業で受けて
そのまま十年以上放置していたので
本書がどれだけ目的を達したのかは判断しかねる。
本書の後半(可積分系、コワレフスカヤのこま、特異系、古典場)
は私が授業で習った解析力学の内容をはるかに凌駕している。
解析力学の1冊目か2冊目ぐらいに良い本だと思う。
力学と電磁気の入門を終えた後に読むといいと思う。
2022年1月13日木曜日
2022年1月12日水曜日
2022年1月11日火曜日
2022年1月10日月曜日
2022年1月9日日曜日
観山野本二間瀬ら「天体物理学の基礎I」を眺め終えた
観山正見・野本憲一・二間瀬敏史(編)「天体物理学の基礎I(シリーズ現代の天文学11)」2009年、日本評論社
を眺め終えた。
解析力学、熱力学、統計力学、特殊相対論、核反応、流体力学などの
物理が天文学と天体物理学でどのように使われているかが学べる本。
普通の物理の教科書と比べると、
目が回るような広い内容を扱っている。
十数名の執筆者で書かれているため、
一冊の本として読み通すことは難しい。
おそらく、各々の執筆者が研究で必要だと思っていることが
書かれていると思う。
「天体物理学の基礎II」もある。
大学4年生から読み始めるのが良いと思う。
天文学の研究を始める直前に読んだり、
研究しながら、研究で必要な部分を復習するのに
使うのが良い使い方だと思う。
2022年1月8日土曜日
2022年1月7日金曜日
2022年1月6日木曜日
2022年1月5日水曜日
2022年1月4日火曜日
2022年1月3日月曜日
観山野本二間瀬ら「天体物理学の基礎I」を眺めた
観山正見・野本憲一・二間瀬敏史(編)「天体物理学の基礎I(シリーズ現代の天文学11)」2009年、日本評論社
を眺め始めた。
一時間で42ページまで進んだ。
2022年1月2日日曜日
野本定金佐藤ら「恒星」を眺め終えた
野本憲一・定金晃三・佐藤勝彦(編)「恒星(シリーズ現代の天文学7)」2009年、日本評論社
を眺め終えた。
約20名の著者・編集者によって書かれている。
観測のことや理論のことが詰め込まれており、
章や節が変わるたびにガラッと視点を変えてくるため
一冊の本として読み通すことはかなり困難だと感じる。
恒星に関する基本的な内容もよく書かれているが、
かなり進んだ内容、例えば、連星系や超新星爆発など
に関してもかなりのページが割かれている。
よって、より一層難しいと感じる。
おそらく、執筆者が自分の専門分野について知識を圧縮して押し込めるだけ
押し込んだのであろう。
本当は数冊に分けて書かれるべき分量である。
物理をあまり知らないくても読める箇所もあるが
大学生3年生以降に読み始めるのが無難だと思われる。