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2022年7月29日金曜日
佐々「熱力学入門」を眺め終えた
佐々真一「熱力学入門」2000年、共立出版
を眺め終えた。
一冊目に読む熱力学の本。
大学1,2年生ぐらいがちょうどいいレベルだと思う。
コンパクトであるが、練習問題の答えは書いていない。
この本だけで、問題は解けるようにはならないだろう。
LiebとYngvasonの論文の影響で、
近い分野で研究している人の間で
熱力学だけで閉じた教科書を書くことが流行ったようで
その一冊。
それ以前の教科書と比べて
わかりやすくなったのか?
それは、わからない。
薄めの本なので、その点は読みやすい。
私は熱力学の話が続いた後で、
バネのモデルが出てきたときに
とても喜んだので、
一般的な議論をほめたたえる
どの熱力学の本もあまり好きではない
ということが分かった。
熱力学と統計力学がまとめて書かれた古い本で
熱力学の教育を受けたので、
どれだけ著者がほめたたえていても
熱力学だけで閉じていることを過剰に褒めたたえる
雰囲気が好きになれず、憂鬱な気分になる。
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小林まこと「柔道部物語11巻」を読んだ
小林まこと「柔道部物語 11巻」、1991年、講談社
を読んだ。
部活を扱った少年漫画の多くは新しく出来た部で主役の一年生たちが最初から活躍し、実際の部活とかけ離れている。
しかし、柔道部物語は一つ上の先輩や一つ下の後輩がうまく書けている。何と言っても、昔の部活の理不尽さがとてもうまく書いている。柔道の技の作画も素晴らしい。
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藤原兵頭「熱学入門」を眺め終えた
藤原邦男、兵頭敏夫「熱学入門」1995年、東京大学出版会
を眺め終えた。
この本は故藤原邦男氏の講義ノートを兵頭敏夫氏が加筆し、まとめたものであり、
物理を専門としない東京大学の1年生用の熱力学・統計力学の入門書のようだ。
熱力学と統計力学をすっきりと理解させる気はないようだ。、
東京大学の一年生が力学に退屈して大学の物理に幻滅しように
歴史をまじえて物理の面白さを宣伝するための本だと感じた。
兵頭氏の本らしく、途中の計算は丁寧に書かれている。
演習問題の答えの一部は省略されているものもあるが大部分は途中計算も書かれている。
解析力学が予告なく出てくるので、普通の大学一年生にはつらい。
東大生は入学直後にでも読めばいいが、普通の大学生は
解析力学を終えた長期休みあたりに一気に読めば、ちょうどいいと思う。
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河辺「工科系のための解析力学」を眺め終えた
河辺哲次「工科系のための解析力学、第2版」2016年、裳華房
を眺め終えた。
解析力学の本であるが、多くの例題と章末問題があり、
例題と章末問題の問題の出し方に特徴がある。
問題中に答えが書いてあり、それを確認するタイプだけの問題しかない。
この本を解析力学の最初の本にして、
その後に大学院入試の過去問を解けば、
大学院入試対策としては十分で、
ぼほ最短ルートになるだろう。
力学を終えた後、大学2年生ぐらいで読む本。
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2022年7月1日金曜日
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