観山正見・野本憲一・二間瀬敏史(編)「天体物理学の基礎I(シリーズ現代の天文学11)」2009年、日本評論社
を眺め終えた。
解析力学、熱力学、統計力学、特殊相対論、核反応、流体力学などの
物理が天文学と天体物理学でどのように使われているかが学べる本。
普通の物理の教科書と比べると、
目が回るような広い内容を扱っている。
十数名の執筆者で書かれているため、
一冊の本として読み通すことは難しい。
おそらく、各々の執筆者が研究で必要だと思っていることが
書かれていると思う。
「天体物理学の基礎II」もある。
大学4年生から読み始めるのが良いと思う。
天文学の研究を始める直前に読んだり、
研究しながら、研究で必要な部分を復習するのに
使うのが良い使い方だと思う。