中井直正・坪井昌人・福井康雄(編)「宇宙の観測II 電波天文学(シリーズ現代の天文学16)」2009年、日本評論社
を眺め終えた。
11名の著者によって書かれている。
1・2章は理論の人でも十分に役に立つ電波天文学の概要と放射機構などの物理の話。
3章以降は観測装置の話。理論の人には正直厳しい。
しかし、電波天文学に関わる人は理論の人も重要なことは重要なことは理解しないといけないかもしれない。
卒研配属で電場天文学に関わる研究をする人は3年生の終わりぐらいから読み始めるといいかもしれない。
ちょうど、天の川銀河の中心にあるブラックホールの周りのガスの影の画像が発表された。ガスのオレンジ色は誰の趣味でつけられてつけられているのだろうか。みどり色とか不自然な色にした方が可視光の観測と誤解されなくて良いかもしれない。