井田大輔「現代解析力学入門」2020年、朝倉書店
を眺め終えた。
著者の井田大輔氏は学習院大学の一般相対論の研究者。
本書は解析力学で学ぶ理論のフォーマリズムを解説している。
著者によると、本書は
山本・中村氏の解析力学I・IIを読みこなすための
解説書とのことである。
私は解析力学を学生の時に授業で受けて
そのまま十年以上放置していたので
本書がどれだけ目的を達したのかは判断しかねる。
本書の後半(可積分系、コワレフスカヤのこま、特異系、古典場)
は私が授業で習った解析力学の内容をはるかに凌駕している。
解析力学の1冊目か2冊目ぐらいに良い本だと思う。
力学と電磁気の入門を終えた後に読むといいと思う。