2022年1月14日金曜日

井田「現代解析力学入門」を眺め終えた

井田大輔「現代解析力学入門」2020年、朝倉書店

を眺め終えた。


著者の井田大輔氏は学習院大学の一般相対論の研究者。

本書は解析力学で学ぶ理論のフォーマリズムを解説している。

著者によると、本書は

山本・中村氏の解析力学I・IIを読みこなすための

解説書とのことである。


私は解析力学を学生の時に授業で受けて

そのまま十年以上放置していたので

本書がどれだけ目的を達したのかは判断しかねる。

本書の後半(可積分系、コワレフスカヤのこま、特異系、古典場)

は私が授業で習った解析力学の内容をはるかに凌駕している。


解析力学の1冊目か2冊目ぐらいに良い本だと思う。

力学と電磁気の入門を終えた後に読むといいと思う。