野本憲一・定金晃三・佐藤勝彦(編)「恒星(シリーズ現代の天文学7)」2009年、日本評論社
を眺め終えた。
約20名の著者・編集者によって書かれている。
観測のことや理論のことが詰め込まれており、
章や節が変わるたびにガラッと視点を変えてくるため
一冊の本として読み通すことはかなり困難だと感じる。
恒星に関する基本的な内容もよく書かれているが、
かなり進んだ内容、例えば、連星系や超新星爆発など
に関してもかなりのページが割かれている。
よって、より一層難しいと感じる。
おそらく、執筆者が自分の専門分野について知識を圧縮して押し込めるだけ
押し込んだのであろう。
本当は数冊に分けて書かれるべき分量である。
物理をあまり知らないくても読める箇所もあるが
大学生3年生以降に読み始めるのが無難だと思われる。