2022年1月2日日曜日

野本定金佐藤ら「恒星」を眺め終えた

野本憲一・定金晃三・佐藤勝彦(編)「恒星(シリーズ現代の天文学7)」2009年、日本評論社

を眺め終えた。


約20名の著者・編集者によって書かれている。

観測のことや理論のことが詰め込まれており、

章や節が変わるたびにガラッと視点を変えてくるため

一冊の本として読み通すことはかなり困難だと感じる。


恒星に関する基本的な内容もよく書かれているが、

かなり進んだ内容、例えば、連星系や超新星爆発など

に関してもかなりのページが割かれている。

よって、より一層難しいと感じる。

おそらく、執筆者が自分の専門分野について知識を圧縮して押し込めるだけ

押し込んだのであろう。

本当は数冊に分けて書かれるべき分量である。


物理をあまり知らないくても読める箇所もあるが

大学生3年生以降に読み始めるのが無難だと思われる。