2022年12月15日木曜日

藤原正彦「天才の栄光と挫折 数学者列伝」を読んだ

藤原正彦「天才の栄光と挫折 数学者列伝」新潮社、2002年
を読んだ。

本書はNHK教育テレビで平成13年に8回放送された人間講座のテキストに加筆されたもの。数学者である著者がニュートン、関、ガロワ、ハミルトン、コワレフスカヤ、ラマヌジャン、チューリング、ワイル、ワイルズという数学の巨星らの人間像に重点を置きながら紹介している。それぞれの所縁の地を訪れ、生涯、業績について平易に書かれている。

読みやすいが、一人当たりの記述は少ないので物足りない。彼らの非凡な人生が凝縮され過ぎている気もする。