2023年6月30日金曜日

量子力学の教科書を眺めた

2時間、量子力学の教科書や問題集やネットを眺めて、問題を解いた。

2023年6月29日木曜日

量子力学の教科書を眺めた

2時間、量子力学の教科書や問題集やネットを眺めて、問題を解いた。

2023年6月28日水曜日

量子力学の教科書を眺めた

2時間、量子力学の教科書や問題集やネットを眺めて、問題を解いた。

2023年6月27日火曜日

西森「相転移・臨界現象の統計物理学」を眺め終えた

西森秀稔「相転移・臨界現象の統計物理学」培風館、2005年

を眺め終えた。


統計力学の入門を一通り終えた後に読む本。

話題の選び方が秀逸で面白く学ぶことができる。

東工大の大学院の講義ノートが元となっており、著者によると半年の講義では平均場理論、くりこみ群、スケーリング、Kosterlitz-Thouless転移という標準的な話題を一通り学んだ後にランダム系、厳密解、双対性の内から一つ選ぶとちょうどよい量となっているらしい。

章末問題も半年の講義でちょうどよい分量が付いている。

見事な本である。

2023年6月25日日曜日

西森「相転移・臨界現象の統計物理学」を眺めた

西森秀稔「相転移・臨界現象の統計物理学」培風館、2005年

を2時間眺めた。

71ページまで進んだ。

2023年6月24日土曜日

堀田「入門現代の量子力学」を眺め終えた

堀田昌寛「入門現代の量子力学」講談社、2021年

を眺め終えた。


通常の量子力学の入門書は素粒子理論への応用を強く意識しているが

本書は量子情報力学へ応用を強く意識した量子力学の入門書である。

本書は悪い本ではないが、量子力学の教科書の一冊目として使うのは難しいと思う。

3冊目か4冊目の量子力学の教科書として読むとちょうどいいと思う。


2023年6月21日水曜日

堀田「入門現代の量子力学」を眺めた

堀田昌寛「入門現代の量子力学」講談社、2021年

を2時間眺めた。

78ページまで進んだ。


2023年6月20日火曜日

清水「新版量子力学の基礎」を眺め終えた

清水明「新版量子力学の基礎」サイエンス社、2004年

を眺め終えた。

初版は2003年発行。

この本は著者の東京大学の学生への講義が元になっている。

そのため、読者が東京大学の学生と同等のレベル以上の学生でなければ、

本書を量子力学の教科書の一冊目として使うのは難しいと思う。

それ以外の学生の場合は、3冊目か4冊目の量子力学の教科書として読むとちょうどいいと思う。


素粒子理論ではなくて、量子測定理論や量子光学などの分野への応用を考えている様である。

そのため、素粒子理論で必要になるくりこみや相対論的場の理論の記述は非常に頼りない。

著者と読者の興味がそろわない場合はそれほど面白い本ではないと思う。

2023年6月17日土曜日

清水「新版量子力学の基礎」を眺めた

清水明「新版量子力学の基礎」サイエンス社、2004年

を2時間眺めた。

72ページまで進んだ。

2023年6月16日金曜日

山田「超新星」を眺め終えた

山田章一「超新星」日本評論社、2016年

を眺め終えた。


重力崩壊型超新星の物理についての専門書である。

山田氏の集中講義のノートが元となっている。

一般相対論や場の量子論を一通り勉強した後に読む本。

重力崩壊型超新星は宇宙物理のなかでも物理をしっかりと使う分野であるため、天文学らしさはあまり感じない。

今のところ、この分野の邦書としてはこれ以外にはないし、

しばらくは代わりになる本は出てこないだろう。

2023年6月15日木曜日

藤原正彦「古風堂々数学者」を読んだ

藤原正彦「古風堂々数学者」2000年、講談社

を読んだ。(もう若い方は知らないと思うが、)一般には国家の品格の著者として知られているであろう数学者のエッセイ。2003年に新潮文庫としても出版された。

「若き数学者のアメリカ」ではほとんど記述が数学者のアメリカでの教育や研究や生活に関する体験記という感じであったが年がたつにつれてエッセイの話題は数学以外の話題が増えている。しかし、本書にもIIIにフェルマーの最終定理などの数学にまつわる話が書いてある。数学以外の話題も結構好きなものがあるが、年寄臭さを感じるエッセイの割合は大きい。

2023年6月14日水曜日

2023年6月13日火曜日

山田「超新星」を眺めた

山田章一「超新星」日本評論社、2016年

を2時間眺めた。

84ページまで進んだ。

2023年6月12日月曜日

沙川上田「量子測定と量子制御[第二版]」を眺め終えた

沙川貴大、上田正仁「量子測定と量子制御[第二版]」サイエンス社、2022年

を眺め終えた。


本書は2010年に著者の沙川氏が学生の時に自主ゼミのノートが元となっている。

初版は2016年に出版された。

量子力学を十分に知っている大学院生向けである。


量子測定と量子制御に必要な知識が淡々とまとめられている。

工学の雰囲気のある分野なので、この分野で勉強しようとする物理の人は

文献から必要な知識を選ぶことは大変苦労するだろうが、

この本は物理の人にとって読みやすいであろう。

2023年6月10日土曜日

沙川上田「量子測定と量子制御[第二版]」を眺めた

沙川貴大、上田正仁「量子測定と量子制御[第二版]」サイエンス社、2022年

を2時間眺めた。

73ページまで進んだ。

2023年6月9日金曜日

CoverThomas「情報理論 基礎と広がり」を眺め終えた

Thomas M.Cover(著)、Joy A.Thomas(著)、 山本 博資 (翻訳)、 古賀 弘樹 (翻訳)、 有村 光晴 (翻訳)、 岩本 貢 (翻訳)「情報理論 基礎と広がり」共立出版、2012年

を眺め終えた。


原著のElements of Information Theoryの初版は1991年に出版された。本書は原書の2版の日本語訳版である。

情報理論分野では有名な本らしい。

私は物理学に使えるようなことはないかなという

浅ましい動機で眺めていたのでこの本の正しい評価はできない。

物理の人から見ると読みやすい本ではないと思う。

シャノンがすごい人であったということだけが分かった。


2023年6月3日土曜日

CoverThomas「情報理論 基礎と広がり」を眺めた

Thomas M.Cover(著)、Joy A.Thomas(著)、 山本 博資 (翻訳)、 古賀 弘樹 (翻訳)、 有村 光晴 (翻訳)、 岩本 貢 (翻訳)「情報理論 基礎と広がり」共立出版、2012年

を2時間眺めた。

74ページまで進んだ。

2023年6月2日金曜日

シュッツ「相対論入門」を読み終えた

シュッツ「相対論入門」丸善、1988年

を読み終えた。


本書は一般相対論の入門書である。翻訳本ということもあり、多少癖があるが、丁寧な記述で読みやすい。原書のタイトルはA First Course in General Relativityである。私の手元にあり勉強したのは第一版であるが、第二版の日本語訳も出ている。最近、原書は第三版もでた。翻訳者は一般相対論の研究者、あるいは一般相対論を使った天文学の研究者として知られる江里口良治氏, 二間瀬敏史氏の両氏である。


最初の方は特殊相対論のことが書いてある。すでに特殊相対論の入門は済ませているが詳しくは知らない学生を読者として想定しているようであり、実際に特殊相対論を習ったことがある大学2年生は本書を十分に読めると思う。


特殊相対論の記述が長くて、早く一般相対論に進みたいと思うかもしれないが、本書では特殊相対論の記述は本質的に重要である。なぜならば、電話帳として知られるMTWの「Gravitation」の影響を強く受けている本書では、「特殊相対論では方程式を共変形で書くべきである。そうすれば、一般相対論でも同じ方程式がそのまま成立する」という説明がされているからである。私が持っている本には「物理法則の座標系からの解放」と書かれた帯がついており、本書の記述の仕方を非常によくとらえている。


また、序文にはシュッツ氏の重力波観測への期待とそのための重力波の理論の重要性が熱く語られている。シュッツ氏は本書の著者として、世界的に有名であるが、シュッツ氏の重力波の研究もよく知られている。


日本の相対論の本とは違い、各章末にかなりの数の問題が与えらえている。シュッツは多すぎる問題を載せたので教師が問題を選択することをすすめている。私はすべての問題に挑戦してみたが、かなりの時間が必要であった。自習する人は自分で問題を選び、他の問題は復習用に残しておくべきかもしれない。一部の問題は翻訳者による略解が載せられている。しかし、間違っている答えもある。第二版の翻訳も図書館でチェックしたことがあるが、間違えは修正されていない。


各章末にはさらに勉強するための文献が載っている。私は本書のこの部分の記述が実際に何かの役に立ったことはないが、とても好きである。


本書を読んでいて、計量の逆元の説明だけが、その前後の説明とは雰囲気が違うために分かりにくいなあと感じていた。既習だったので、わかりにくいなあと思いながら、読み通すことができた。読み終わった後に第二版の記述をチェックすると、シュッツ氏は記述を改善したようであり、違和感があった説明が1ページくらい全く書き改めていた。


新しく本書を買う人は第二版を手元に用意するであろうが、第一版が中古市場で値崩れしたことや手元にあるのが第一版だけという人もいるかもしれないので、これから第一版を読む人にちょっとしたアドバイスを書こう。第一版のどこが古くなってしまったのか、まず第二版の序文を読んでおくとよい。第二版が出版されたときは重力波の直接観測はまだで、宇宙論の宇宙定数に関する記述が古くなってしまったと書かれている。英語も問題ない人は第三版の序文もamazonでチェックしておこう。重力波の部分も古くなってしまったと書かれている。そのことを気に留めておきながら読むといいだろう。


私は第一版の日本語訳を読んだわけだが、まだまだ千時間は楽しむことができそうである。手元に第二版の原書と「A Student's Manual for A First Course in General Relativity」という第二版の問題の解答集があるためである。あるいは、第三版の原書に挑んでも良いかもしれない。楽しみは尽きない。


2023年6月1日木曜日

シュッツ相対論入門の230日目

シュッツ相対論入門を2時間読んだ。

12章の章末問題に取り組んだ。