2023年12月15日金曜日

ダーウィン「ビーグル号航海記」を読んだ

チャールズ・ダーウィン(著)、島地威雄(訳)、「ビーグル号航海記」、上1959年、中1960年、下1961年、岩波書店
を読んだ。

進化論を提唱することになるダーウィンが若い時にビーグル号で世界を観察した日記のような本。1831年から1836年の記録。ダーウィンらを含めた当時の博物学者の豊かな学識に感心する。誰でも一度は読むべき本だと思う。

進化論のアイデアを受け入れている現代人からすると、進化論の根拠となることがあまりにもたくさん記述されているので、読んでいてやきもきする。

人種差別的な記述もたくさんあるが、200年近く前の本なので仕方がないと諦めるしかない。きっと若い世代にとって私も時代錯誤の老害にすぎないだろうから、何も語らずに黙って自分の仕事をするのが吉なのだろう、という学びもある。