2022年5月15日日曜日

馬場康誌「空手小公子 小日向海流 28巻」を読んだ

馬場康誌「空手小公子 小日向海流 28巻」2007年、講談社


著者はボンボンで「ストリートファイターIIV列伝」でハリウッド映画のような人死にを書きまくった馬場康士と同一人物である。

「空手小公子 小日向海流」では、ストIIVほど悲惨ではないが、ローキックの痛みを感じさせるようなリアルな痛みの描写が多い、かなり危険な大学の空手部の漫画である。

28巻ではムエタイの絶対王者として君臨するサーマート・シリントゥの試合が描かれるが他の選手とレベルが違い過ぎて、サーマートが何を考えながら試合をしているのか、セコンド以外は誰も理解できていないというとても寂しい描写がされる。実際にこのような孤独を抱えている人はいるのかもしれない。