二間瀬敏史・池内了・千葉柾司(編)「宇宙論II 宇宙の進化(シリーズ現代の天文学3)」2007年、日本評論社
を眺め終えた。
本書は10人の著者によって書かかれていることと
観測的宇宙論と呼ばれる理論と観測をつなぐ
多くのことを知っていないといけない分野の本であることから、
教科書として読み通すことが非常に難しいと感じた。
出版された当時は本書以外に他にこの分野で
当時の研究につながる最適な和書は存在しなかったので、
和書で勉強しようと思うと、これを読むしかなかった。
大抵の人は洋書の定番の教科書で勉強していたと思われる。
しかし、今は和書でも選択肢は増えていると思う。
私はこの分野に明るくないので、本書がどれくらい読むに値するのかは
よくわからない。
大学の物理の基礎的な科目を一通り学び終えた
大学4年生程度から読み始めるのが最適だと思う。