青木慎也「格子QCDによるハドロン物理」2017年、共立出版
を眺め終えた。
著者の青木慎也氏は格子QCDの研究者として有名である。
本書は数式と図を使った、格子QCDの本格的な薄い入門書である。
青木氏による日本語による入門書ということで、
一読の価値はある。
数値計算を使う分野なので、
本当に理解するには、
青木氏のグループに入って実際に計算するしかないと思う。
大学3年生か4年生ぐらいに、
こういう分野があるということを理解するために、
読むのが良いと思う。
青木慎也「格子QCDによるハドロン物理」2017年、共立出版
を眺め終えた。
著者の青木慎也氏は格子QCDの研究者として有名である。
本書は数式と図を使った、格子QCDの本格的な薄い入門書である。
青木氏による日本語による入門書ということで、
一読の価値はある。
数値計算を使う分野なので、
本当に理解するには、
青木氏のグループに入って実際に計算するしかないと思う。
大学3年生か4年生ぐらいに、
こういう分野があるということを理解するために、
読むのが良いと思う。
小山勝二・嶺重慎(編)「ブラックホールと高エネルギー現象(シリーズ現代の天文学8)」2007年、日本評論社
を眺め終えた。
ブラックホールがメインの本と思わせるタイトルだが、
実際には
白色矮星、中性子星、ブラックホール、降着円盤、降着流、ジェット、
宇宙線、重力波、ガンマ線バーストなどについて、
それぞれの専門家が分担して書かれている
コンパクト天体と高エネルギー現象の本である。
全体的に数式の使用は自重されている。
しかし、著者は18名おり、
数式を使って物理過程を追うのが好きな人がいれば、
ポンチ絵と表が好きな人もいる。
一見、統一が取れた記述で書かれているように見えるが
実際に読んでみるとそれぞれの著者の文章の癖があって、
読み通すことはかなりしんどい。
興味がある学生は細かいことは気にせずに、
気になった時に読み始めればいいと思う。
小山勝二・嶺重慎(編)「ブラックホールと高エネルギー現象(シリーズ現代の天文学8)」2007年、日本評論社