2021年3月15日月曜日

三条陸、稲田浩司「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 2巻」を読んだ。

三条陸、稲田浩司「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 2巻」1990年、集英社 

を読んだ。

ファミコンのドラゴンクエストIVの宣伝の一環として週刊ジャンプで連載が始まった漫画。ちょうどリメイクされたアニメが放送されている。

子供のころから、2巻のアバンのセリフの「やっぱり修業で得た力というのは他人のために使うものだと私は思います。 」が苦労に見合わなく、理不尽な気がして心に引っかかっていた。しかし、アバンと同じくらいの年齢になったときにこの言葉は他人や自分を励ます言葉ではなくて、自分を諫めるための言葉だと理解した。自己の命を犠牲にしなければいけない状況で、自分を諫める言葉を平然と述べるアバンの底は知れない。

終盤の35巻から37巻もバーンがいい味を出していて、とても良い。準備万端で計画を実行したが、人智を超えた何かに邪魔をされて上手くいかないバーンになった気持ちで繰り返し読んでいる。36巻はどのページを開いても印象的な内容になっている。でろりんの「立てよおっ ダイ!!」を私は決して忘れない。