下に大きくはみ出た子供への支援は分かりやすいが
上に大きくはみ出た子供への支援は分かりにくいので
ギフテッド関係のリンクを作っておく。
職業上、様々な子供と関わるが、
平均から上に大きくはみ出た子供も下に大きくはみ出た子供も生きづらそうである。
そして、日本の公教育はあまりにもその両方に不寛容である。
文部科学省は何十年も小学校から大学院まで現場の人間を疲弊させて
体調を崩させて離職させるような計画を立て、
現場に無意味な数字の達成を押しつけている。
「何とかの何人計画」「何とかの何とか化計画」「かっこいいカタカナをつなげた計画」
など、今後も現場は気まぐれに振り回されつづけるのだろう。
公務員の首を切ることができないので、
人減らしのために行っているのかもしれない。
日本政府は何十年も内部から教育を破壊し続けている最中なので
支援を頼るべきではなく、自分たちで考えなければなるまい。
責任者の官僚らに告ぐ。
退職後に、自分で始めた「何とか計画」で作った大学教授のポストや関係機関に天下ることなく、小学校から高校までの教職員として、泥にまみれて教育現場で働け。
自分たちが天下るために実務経験のある教員の制度を作るな。開発現場を退いてかなり年数がたっているベテランに若者への教育効果を期待するな。
数十年前に流行が始まった分野の教育改革を初等教育で始めるな。これからの50年で重要になる分野を見据えて教育改革を行え。
大学・大学院で米国の真似をするような制度を作るな。米国の制度は米国の世界一潤沢な資源に裏づけられた環境で世界一の成果が出るように設計されている。日本にそのまま移植しても、疲弊するだけである。
子供の数が減っていることを理由にして、教育の基盤となる予算を削るな。
(各大学の偉い人へ。米国の大学の上っ面をまねた授業アンケートも止めてしまえ。授業アンケートが悪ければ、教員の首を切るシビアさも取り入れない限り、資源の無駄である。)
小学4年で英検準1級に合格した「ギフテッド」少年の生きづらさ 「正直、学校は好きじゃない」と適応に苦しみ(1/3)〈dot.〉 | AERA dot. (アエラドット)