田村元秀「太陽系外惑星」(2015年)日本評論社
を眺め終えた。
太陽系外惑星の観測の教科書。
天文学は私の専門外であるが、
これはとても面白い本である。
観測の歴史の部分も見事な書き方である。
系外惑星の発見が
どのように専門家に疑われたり、
広く支持されたりするのか
目から鱗が落ちるようなことも書かれている。
多くの観測方法が章ごとに良くまとまっており、
それらの関係性も良くまとまっている。
著名な観測例も説明されている。
読んでいて、
単純に面白い。
大学1年生でも大学4年生でも
楽しめると思うので
いつ読んでも良いと思う。