ベッティーナ・シュティーケル著、畔上司訳「ノーベル賞受賞者にきく子どものなぜ?なに?」
(2002年、主婦の友社)、(単行本 2005年)を読んだ。
本書は子どもの素朴な疑問にノーベル賞、フィールズ賞、ライト・ライブリフッド賞などを受賞した科学者、作家、政治家が答えた本。
本書にある疑問と回答者を一部書きだすと
「どうしてプリンは柔らかいのに石は硬いの?」 クラウス・フォン・クリッツィング
「科学者って何をする人なの?」 ジョン・C・ポラニー
「空はどうして青いの?」マリオ・モリナ
「電話ってどうしてつながるの?」ゲルト・ビーニッヒ
「空気って何?」パウル・クルッツェン
「地球はいつまで回っているの?」シェルダン・グラショー
「1たす1はどうして2なの?」エンリコ・ボンビエリ
など。
少なくとも日本人にとってこれらの回答者が書いた文章を読むことはあまりないだろうから
その意味で貴重な本だと思う。
時間がない人は好きなテーマだけつまんで読めばいい。
だたし、本書が受賞した偉い人の回答は正しいに違いないという短絡的で危険な思想を助長しなければいいと願う。