2019年2月5日火曜日

和達十河キーポイント確率・統計を読み終えた

「和達三樹、 十河清、 キーポイント確率・統計、 岩波書店(1993年)」を読み終えた。

ウィキペディアによると
著者の和達三樹氏は1945年2月10日生まれで2011年9月15日に亡くなった。
数理物理学や物性や統計力学の分野で多くの有名な仕事がある。
ググると最終講義のスライドや物理学会誌の追悼記事も見られる。

もう一人の著者の十河清氏の専門は統計力学と数理物理学。
ググると十河氏のウェブサイトが見つかる。
講義ノートなども見られる。

この本の確率の部分は面白かった。
著者は物理学における確率の面白さを伝えようとしている。

統計の部分は殆ど何も理解できなかった。
確率や統計の本を読むのはこれが初めてなので、
この本の特徴はよくわからない。

この本の例題の多くは例題として区別されるよりも
そのまま本文で述べられるべきだったと思う。

計算は大学受験のようなテクニックが駆使されている。
しかし丁寧な説明が多いので、計算を追うことは難しくない。

大学一年生で読めると思う。
実験のレポートでわけもわからずデータにあう直線を書いたり、
エラーバーをつけたりする前に読んでおくといい。
分からないところがあっても一気に読むといいと思う。
分からないところは2冊目の本で理解すればいいと思う。