ピーター・ペジック (訳)青木薫 「青の物理学」2011年、岩波書店
原著は2005年に出版された。どうして空は青いのか?というトリビア的な疑問に歴史上の賢い人々がどのように答えていたのか思索する独特な本。世間にあふれる本では2ページ程度で簡潔に答えてくれるが、この本では歴史的な背景たっぷりの200ページで答えようとしてくれる。世の中には適切に答えるために、数千年かかる問題があるのだ教えてくれているという点だけでも意義深い本だと思う。
読んでもすっきり理解できるわけではないので、暇がある人は読めばいいと思う。