藤宗寛治「電気にかけた生涯:ギルバートからマクスウェルまで」東海大学出版会、1977年
を読んだ。
ギルバート、フランクリン、クーロン、ボルタ、エルステッド、アンペール、
オーム、ファラデー、ヘンリー、ガウス、ウェーバー、マックスウェルについての伝記である。
科学史の専門家ではなく、電気の専門家が書いたものなので、
よくある伝記と同様に信憑性は定かではないが、読み物としてはまずまず楽しめる。
エルステッドやアンペールは数ページしか書かれていない一方で、
マックスウェルについては100ページ近く書かれているため、
前者について知りたい場合は本書では十分な満足は得られない。