アインシュタイン、インフェルト (訳)石原純「物理学はいかに創られたか(上下)」1939年、1940年、岩波書店
を読んだ。
力学、電磁気学、相対論、量子力学について非常に平易に分かりやすく説明した本。レベルは高校物理だと思えばよい。最初の力学のところを読むと、数式を使うと数式の扱い方ばかりに気がとられがちになってしまっていることを反省させられる。
訳者の石原純は1900年代から1910年代にかけて日本の理論物理学のエースとして働いた人物であり、研究者として留学中にアインシュタインとの交流もあった人物でアインシュタインから友人・科学者としての信頼の厚い人物でもある。アインシュタインの来日中は石原は通訳者として同行したことでも知られる。