2019年7月15日月曜日

スーチン「ファラデーの生涯」を読んだ

スーチン 著、    小出昭一郎、  田村保子 訳 「ファラデーの生涯」、東京図書、1976年
を読んだ。

化学者や物理学者として有名なファラデーの伝記。Harry Sootinによる原著は1954年に出版された。翻訳は1976年に出版され、新装版は1992年に出版された。

ファラデーの伝記は数多くあるけれども、この本は会話が多く、物語風になっていて読みやすさは抜群。どこまで本当のファラデーを記述できているのかは私には全く分からない。

まえがきで訳者が熱狂的にファラデーを推してくるが、その文章からは、まえがきを書いた訳者が、化学者ではなくて物理学者だとしみじみと感じられる。