スーチン 著、 小出昭一郎、 田村保子 訳 「ファラデーの生涯」、東京図書、1976年
を読んだ。
化学者や物理学者として有名なファラデーの伝記。Harry Sootinによる原著は1954年に出版された。翻訳は1976年に出版され、新装版は1992年に出版された。
ファラデーの伝記は数多くあるけれども、この本は会話が多く、物語風になっていて読みやすさは抜群。どこまで本当のファラデーを記述できているのかは私には全く分からない。
まえがきで訳者が熱狂的にファラデーを推してくるが、その文章からは、まえがきを書いた訳者が、化学者ではなくて物理学者だとしみじみと感じられる。