2026年7月6日月曜日
2026年7月5日日曜日
2026年7月4日土曜日
2026年7月3日金曜日
2026年7月2日木曜日
ランダウ、リフシッツ「力学」を読み終えた
エリ・デ・ランダウ、イェ・エム・リフシッツ(著)、広重徹、水戸巌(訳)
「力学(増訂第3版)」、東京図書、1974年
を読み終えた。
本書は理論物理学教程の第一巻である。初版は1958年に出版された。ラグランジアン、保存則、運動方程式の説明された後、重要な応用例として粒子の衝突、微小振動、剛体の運動について扱われる。最後に正準方程式で締めくくられる。
本文の説明や例題が教育的で、読んでいて面白い。200ページしかなく、扱われる話題は厳選されている。
解析力学と力学が別々に教えらえることが多いが、本書では融合していた説明になっていることが特徴の一つだと思う。また、力学と理論物理学教程の他の巻の物理との関連も書かれていることも特徴である。
力学について何も知らない大学一年生が読む本ではない。大学の物理学を一通り知っているが、大学院レベルの理論物理学にはなじみがない学生が読むと楽しめると思う。解析力学を学び始めた大学2年生なら読み始められると思う。
本書は理論物理学者が理論物理学者としての力学の感覚を教えるための本であり、解析力学の本でもないし、数学者が書くような力学の本でもないことに注意して読む必要がある。読者は本書を解析力学の本だと期待すべきではないし、数学的厳密性を期待すべきではない。そのような期待をしている読者がいたら、その人が勘違いしていると言わざるを得ない。
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教科書の読み方についての私見
2026年7月1日水曜日
2026年6月30日火曜日
仲田佐々木「マンガおはなし数学史」を読んだ
(原作)仲田紀夫 (漫画)佐々木ケン「マンガおはなし数学史」講談社、2000年
を読んだ。
ブルーバックスの一冊。味のある絵柄の漫画。本書の内容は字にしたらつまらないと思うが、漫画では面白くなる内容や表現があると思う。その点ではうまくいっていると思う。漫画だから印象的で心に残るものもあった一冊である。
2026年6月29日月曜日
2026年6月28日日曜日
2026年6月27日土曜日
2026年6月26日金曜日
2026年6月25日木曜日
グッドチャイルド「ヒロシマを壊滅させた男オッペンハイマー」
(著)ピーター・グッドチャイルド (訳)池澤夏樹「ヒロシマを壊滅させた男オッペンハイマー」白水社、1982年を読んだ。
著者はイギリスBBCの記者。テレビシリーズと並行して作られた原書の出版は1980年。翻訳は完訳ではないそうだ。内容はオッペンハイマーの伝記であるが、オッペンハイマーの研究を物理学者として公平に評価したわけではなく、マンハッタン計画とその後の冷戦時代の役割について焦点が当てられている。オッペンハイマーの伝記はビジネスになるようである。「J. Robert Oppenheimer: Shatterer of Worlds」が原書タイトルなので、完訳してないことと合わせて翻訳者によって原書は大いに歪められている可能性がある。ほどほどの分量なので読みやすいと思うが、専門家ではないので内容の正しさについては何も言えない。
2026年6月24日水曜日
2026年6月23日火曜日
2026年6月22日月曜日
2026年6月21日日曜日
2026年6月20日土曜日
柴崎「中性子星とパルサー 」を読んだ
柴崎徳明「中性子星とパルサー 」培風館、1993年
を読んだ。
著者の柴崎氏は理論の物理学者である。本書は中性子星とパルサーの解説書である。理論と観測が絶妙なバランスで書かれている。見事であり、惚れ惚れする一冊である。
2026年6月19日金曜日
2026年6月18日木曜日
2026年6月17日水曜日
2026年6月16日火曜日
2026年6月15日月曜日
武谷編「安全性の考え方」を読んだ
武谷三男編「安全性の考え方」1967年、岩波書店
を読んだ。
岩波新書の一冊である。編者は武谷三男である。まえがきと13が武谷三男によるものだと思われる。1は高田ユリ、2は久保全雄、6は細川汀と金子嗣郎から提供された資料を基に河合武がまとめた。3は宇井純、4は吉田克己、5は星野薫夫、7は山田信也、8は河合武と藤本陽一、9は高橋晄正、10は三須田健、11は川上武、12は熊倉隆が執筆した。
病気や公害や原子力発電、航空機事故、職業病などの労災、などについて書かれている。かなり古びているが、それはそれで味がある内容だと思う。
2026年6月14日日曜日
2026年6月13日土曜日
2026年6月12日金曜日
2026年6月11日木曜日
2026年6月10日水曜日
ファラデー「ロウソクの科学」を読んだ。
ファラデー(訳)三石巌「ロウソクの科学」角川書店、1962年
を読んだ。
1861年末に行われたロンドンの王立研究所で行われたマイケル・ファラデーによる6回の連続講演の講演録である。当時はいくつかのお馴染みの化学の法則は知られていたものの原子の存在は確立していなかった。この講演の内容は小学校から中学校でならう化学に相当するレベルである。したがって、この講演で最新の科学を学ぶことはできない。しかし、ファラデーがどのように自然を理解していたのかがわかる。ファラデーの理解がいかに深く、物質や化学反応、物理現象の実例をいかに巧みに示しているのか知るにつれて感嘆するほかない。現在の我々の知識はファラデーをはるかに超えているが、このように小学校や中学生の化学や物理に関して、実例と自然について深く理解し、巧みに説明できる現役の化学者や物理学者や小学校や中学校の先生がどれだけいるだろうか。
ファラデーの同じ講演録はいくつかのタイトル、出版社、訳者によって世に出ている。もちろん、その違いはある。本書は角川文庫の一冊である。訳者による解説としてファラデーの短い紹介がある。その解説も私の心を何十年も打ち続けている。間違いなく本書は不朽の名作である。カバーの表紙はあまり好きではない。
2026年6月9日火曜日
2026年6月8日月曜日
2026年6月7日日曜日
2026年6月6日土曜日
2026年6月5日金曜日
狐崎吉川「新・核融合への挑戦 : いよいよ核融合実験炉へ」を読んだ
狐崎昌雄、吉川庄一「新・核融合への挑戦 : いよいよ核融合実験炉へ」講談社、2003年
を読んだ。
ブルーバックスの一冊。著者の一人の吉川庄一氏は1974年に「核融合への挑戦」を書いたが、全面的に書き直してほぼ別ものと言って良い本となっている。核融合とはいうものの実際の研究で重要なのは原子核物理ではなくプラズマ物理であるということが分かりやすく書かれており、目から鱗が落ちる。面白くて非常に良い本だと思う。
2026年6月4日木曜日
2026年6月3日水曜日
2026年6月2日火曜日
2026年6月1日月曜日
2026年5月31日日曜日
2026年5月30日土曜日
ファレル「ビッグバンの父の真実」を読んだ
ジョン・ファレル (訳)吉田三千世「ビッグバンの父の真実」日経BP 、2006年
を読んだ。
2005年出版のルメートルの伝記「The Day Without Yesterday Lemaitre,Einstein,and the Birth of Modern Cosmology」の訳書である。ルメートルは一般相対論、宇宙論と天文学の分野で先験的な研究を行ってきたが、その研究はほとんど無視され、不当に低く扱われてきた。その扱いの原因の一つは、現代的な視点からすると、ルメートルの一般相対論や宇宙論に関するいくつかの重要な研究が他の研究者よりも数年から数十年先んじて正しい方向に進んでためであろう。しかし、最近の20年では、国際的にその価値の見直しが図られ、ルメートルの地位は毎年少しずつ上がってきた。本書もその役割を担ってきたと言える。良い本だと思う。
2026年5月29日金曜日
2026年5月28日木曜日
2026年5月27日水曜日
2026年5月26日火曜日
2026年5月25日月曜日
谷口「宇宙のはてで銀河に会いたい : スターバースト・シンドローム」を読んだ
谷口義明「宇宙のはてで銀河に会いたい : スターバースト・シンドローム」丸善、1992年
を読んだ。
木曾観測所の口径105cmのシュミット望遠鏡で取られた写真がたくさん使われた写真集とも言えるし、天体の基本的な話から始めて、銀河の中で星ができているということを説明することを目指した一般書とも言える。本書の写真には多くの人が関わっているようで、たくさんの謝辞も載っていることも印象的である。
2026年5月24日日曜日
2026年5月23日土曜日
2026年5月22日金曜日
2026年5月21日木曜日
2026年5月20日水曜日
タバク「はじめからの数学1 幾何学 : 空間と形の言語」を読んだ
ジョン・タバク、(訳)松浦俊輔「はじめからの数学1 幾何学 : 空間と形の言語」青土社、 2005年
を読んだ。
原書は「GEOMETRY: The Language of Space and Form」で2004年に出版された。実際に手に取って読んで分かったことだが、この本は幾何学についての本ではなく、幾何学の歴史についての本である。著者はサイエンスライターである。私は数学者ではないので、読みやすいと感じるが、数学者はきっとこの本の正確ではない記述が気に入らないと思う。また、この本では一般相対論や特殊相対論についても書かれているが、その部分は私には気に入らない部分がいくつかある。これは私が物理学の教育を受けたからであろう。結局のところ、この本がいい本なのかは私には数学の力がなさ過ぎて、わからない。
2026年5月19日火曜日
2026年5月18日月曜日
2026年5月17日日曜日
2026年5月16日土曜日
2026年5月15日金曜日
ホーキング「時間順序保護仮説」を読んだ
スティーブン W. ホーキング(著)、佐藤勝彦(監訳、解説)、佐々木節、千葉尚志、友清理士、降旗康彦(翻訳協力)「時間順序保護仮説」、1991年、NTT出版を読んだ。
ホーキングは一般相対論や曲がった場の量子論の有名な研究者であり、その一般書は世界的にホーキングブームを引き起こしたため、一般に広く知られている。解説の佐藤勝彦氏も宇宙論の研究者で著名であり、当時は東京大学理学部教授であった。当時は国内でもホーキングブームがあり、佐藤氏の一般書もそれなりに売れていたと思う。翻訳協力の佐々木節は宇宙論や一般相対論で著名な研究者であり、佐藤氏の弟弟子にあたる。千葉尚志氏は佐藤勝彦氏の弟子として博士号取得後、企業に勤めて、分野を変えて、最近ではZEN大学で教員をしている。友清理士氏は1992年に東京大学で宇宙物理学で修士号を取得し、株式会社研究社に入社したらしい。他の人との関係は今のところよく分からないが、友清氏は大学在学中、つまり、本書の話がある前から、翻訳の勉強をしていたらしく、現在でも歴史作家や翻訳家として活躍されているようである。降旗康彦氏は佐藤勝彦氏の弟子で、1995年に東京大学で博士号を得て、現在では旭川高専教授となっている。
本書はIs evrything determinded?(1990年2月、「すべてのことは予めどうなるかが定めらえているのだろうか?」)、The future of the universe(1991年1月、「宇宙の未来」)、Einsten's general relativity and quantum mechanics(1991年6月、「アインシュタインの一般相対論と宇宙論」、NTTデータ ニューパラダイムセッション’91”アインシュタインの夢”での講演)、
The chronology protection conjecture(1991年6月、「時間順序保護仮説」、マーセル・グロスマン会議、京都での講演) の翻訳の後に、佐藤勝彦氏の解説が続き、最後にホーキングの4つの原文がそのまま載っている。巻頭にはホーキング氏が来日したときの写真が数枚記載されている。薄い本で、内容のレベルも専門家レベルのもと一般書レベルのものが、混ざっている。ホーキングブームに乗って、とにかく、なんでもいいから詰め込んで、ページ数を増やして、体裁を整えてしさえすれば、一般書として売っても、大きな罪にはならないでしょう。という態度を企画のNTTデータ通信がとってできた本だと推測される。もちろん、私の邪推にすぎない。
佐藤氏の解説は一見関係ありそうに書かれているが、実は佐藤氏とホーキングとの最近の思い出話や、自説のインフレーションモデルの宣伝だったりする。最初と二つ目のホーキング氏の講演については米国などでの講演としか書かれておらず、全く解説する気がないことが透けて見える。そのため、どこでどのような経緯で行われた講演なのか、さっぱり分からない。それとは別のホーキング氏とともに参加した全然関係ない会議のことはたくさん書かれているけれども。なので、解説は期待してはいけない。翻訳が誰によって、どのように分担されて行われたのかも、何一つ書かれていない。3つ目の講演の経緯もさっぱり分からない。解説としての価値はほとんどないと思う。本を売るために、翻訳協力の4人がほとんどすべての翻訳を行い、翻訳にはほとんど関わっていないにも関わらず、佐藤氏が監訳ということになっていれば、アカハラやパワハラでもあるし、オウサーシップ的な問題になるのかもしれない。
最初の三つは一般向けの講演だと思われ、ホーキングの一般書のような感じである。4つ目はホーキングの論文の時間順序保護仮説についての講演であり、専門的である。専門家は4つ目のものを楽しめるだろう。
2026年5月14日木曜日
2026年5月13日水曜日
2026年5月12日火曜日
2026年5月11日月曜日
2026年5月10日日曜日
並木「量子力学入門」を読んだ
並木美喜雄「量子力学入門」1993年、岩波書店
を読んだ。
岩波新書の一冊であるが、量子力学の教科書にもたびたび参考書として紹介される。通常の教科書と相補的になっているということだろう。計算は全くできるようにならないが、歴史や実験のことなど、みっちりと書き込まれている。
2026年5月9日土曜日
2026年5月8日金曜日
2026年5月7日木曜日
2026年5月6日水曜日
2026年5月5日火曜日
高柳「NHKカルチャーアワー 生きる知恵 宇宙から人間へ (宇宙編、生命編)」を読んだ
高柳雄一「NHKカルチャーアワー 生きる知恵 宇宙から人間へ (宇宙編、生命編)」NHK出版、2004年を読んだ。
NHKカルチャーアワーのテキスト。宇宙編と生命編に分冊されている。ラジオをそのままテキスト化したようなものである。宇宙編は宇宙論、天文学、生命編は地学、生物学の内容である。どのようにして我々の住む環境ができて、生物が生まれ、進化したのかという話。よくある話題ではある。分冊すべきではなかったと思う。
2026年5月4日月曜日
2026年5月3日日曜日
2026年5月2日土曜日
2026年5月1日金曜日
2026年4月30日木曜日
サビッキークリャチコ「金属とはなにか」を読んだ
(著) E.M.サビッキー、B.C.クリャチコ(訳)木下高一郎(監修)斎藤恒三、小坂岑雄 「金属とはなにか」講談社、1975年
を読んだ。
サビッキーはソビエト連邦の金属学者、クリャチコは科学ジャーナリストである。ブルーバックスであるが、海外の訳書は日本の教科書から数式を引っこ抜いたような説明とは違った感じになるので楽しい。
2026年4月29日水曜日
2026年4月28日火曜日
2026年4月27日月曜日
2026年4月26日日曜日
2026年4月25日土曜日
都小柴「知るを楽しむ 人生の歩き方 人生は一度かぎり、「挫折」が生んだノーベル賞」を読んだ
都はるみ、小柴昌俊「知るを楽しむ 人生の歩き方 人生は一度かぎり、「挫折」が生んだノーベル賞」2007年、NHK出版
を読んだ。テレビ番組を文字起こししたような本。4月は都氏の半生、5月は小柴氏の半生の内容である。当然テレビで見たほうが良い。
2026年4月24日金曜日
2026年4月23日木曜日
2026年4月22日水曜日
2026年4月21日火曜日
2026年4月20日月曜日
「AERA Mook 天文学がわかる。」を読んだ
「AERA Mook 天文学がわかる。」1999年 、朝日新聞出版
を読んだ。
読んでもタイトルのように天文学が分かるようになるわけではないので、好きになれない。雑誌やムックの宿命かもしれないが、網羅的であろうとしているのだろうが、雑多でとりとめがない。
2026年4月19日日曜日
2026年4月18日土曜日
2026年4月17日金曜日
2026年4月16日木曜日
2026年4月15日水曜日
ホーキング、ペンローズ「ホーキングとペンローズが語る時空の本質」を読んだ
スティーブン・ホーキング、ロジャー・ペンローズ(著)、林一(訳)「ホーキングとペンローズが語る時空の本質」早川書房、1997年
を読んだ。
原書は1996年にPrinceton University Pressで出版された「The nature of space and time」である。内容は1994年にケンブリッジ大学のアイザック・ニュートン数理科学研究所で行われたホーキングとペンローズの連続講演録である。
前半はホーキングとペンローズが一般相対論の時空の大域的性質についての内容について説明し、それを踏まえて後半では、ホーキングがホーキングらの初期宇宙モデル、ペンローズはツイスター理論の説明をする。お互いの理論の動機がわかる良書であると思う。
原書の性格から、大学院レベルの一般相対論の教科書の内容を知っていることが読者に求められていると思う。
2026年4月14日火曜日
2026年4月13日月曜日
2026年4月12日日曜日
2026年4月11日土曜日
2026年4月10日金曜日
「AERA Mook 物理がわかる。」を読んだ
「AERA Mook 物理がわかる。」2002年、朝日新聞出版
を読んだ。
ムックらしい雑多な内容であり、物理がわかるということを意図しているとは思えない。ムックに期待してはいけないのだろう。
2026年4月9日木曜日
2026年4月8日水曜日
2026年4月7日火曜日
2026年4月6日月曜日
2026年4月5日日曜日
池内「泡宇宙論」を読んだ
池内了「泡宇宙論」1988年、海鳴社
を読んだ。
宇宙論の研究者である池内氏による観測的宇宙論の一般書。宇宙の大規模構造のことなどが書かれている。日本の観測的宇宙論(というより天文学)は層が厚いわけではないので、とにかく裾野から広げていくしかない。ある程度古くなってしまっていると思うが、その意味で良い本だと思う。
2026年4月4日土曜日
2026年4月3日金曜日
2026年4月2日木曜日
2026年4月1日水曜日
2026年3月31日火曜日
2026年3月30日月曜日
森「数学受験術指南」を読んだ
森毅「数学受験術指南」1981年、中央公論新社
を読んだ。数学者である著者による受験術指南という建前になっているが、受験術として参考になるとは思えない。数学者による入試にまつわるエッセイ集ぐらいに考えると良いのではないかと思う。他にはない独特な内容が書かれているという意味で本書から学ぶことはあると思う。
2026年3月29日日曜日
2026年3月28日土曜日
2026年3月27日金曜日
2026年3月26日木曜日
2026年3月25日水曜日
渡部「ヘール・ボップ彗星がやってくる」を読んだ
渡部潤一「ヘール・ボップ彗星がやってくる」1997年、誠文堂新光社
を読んだ。天文学者によるアマチュアの天文学の愛好家やその予備軍である読者のためのヘール・ボップ彗星の解説である。アマチュアの天文学愛好家のための本をあまり読まなかったので、新鮮である。
2026年3月24日火曜日
2026年3月23日月曜日
2026年3月22日日曜日
2026年3月21日土曜日
2026年3月20日金曜日
関口鈴木「マンガ物理に強くなる」を読んだ
(原作)関口知彦、(漫画)鈴木みそ「マンガ物理に強くなる」2008年、講談社
を読んだ。
高校物理の力学を扱ったブルーバックスの一冊。鈴木みそ氏の漫画はかわいらしくて良いと思うが、いかんせん高校物理はつまらないため、本書も格別面白いところはない。
2026年3月19日木曜日
2026年3月18日水曜日
2026年3月17日火曜日
2026年3月16日月曜日
2026年3月15日日曜日
本間「巨大ブラックホールの謎」を読んだ
本間希樹「巨大ブラックホールの謎」2017年、講談社
を読んだ。
ブルーバックスの一冊。著者は電波天文学を専門とする天文学者で、イベントホライズンテレスコープの日本側の責任者でもある。(テレビ番組の情熱大陸にも出ていたらしいが、その手のテレビ番組は最近は見ていなかったので、未確認である。)
本書は天文学者から見たブラックホールやそれにかかわる天体などについて分かりやすくまとまっている良書であると思う。前半はわりとよく見かける記述が多めではあるが、後半はイベントホライズンテレスコープの周辺の話題が増えているが、観測結果が出る2年ほど前なので、結果自体はない。インパクトのある観測結果が出てしまうと記述は変わってしまうだろうから、観測前にまとめられた分かりやすい解説書だと理解してから読むと良いだろう。
2026年3月14日土曜日
2026年3月13日金曜日
2026年3月12日木曜日
2026年3月11日水曜日
2026年3月10日火曜日
本間「超光速粒子タキオン」を読んだ
本間三郎「超光速粒子タキオン」1982年、講談社
を読んだ。
特殊相対論は質量をもつ粒子が光速よりも早く動くことを要請するといわれるが、実際には特殊相対論の要請は質量をもつ粒子の速度が光速にはなれないということであり、光速よりも速い粒子は特殊相対論が要請する原理と矛盾しない。しかし、光速より速い粒子は因果律を破る。そのような粒子はタキオンと呼ばれる。因果律を保つべきであるという立場ではタキオンの存在は禁止される。あまり役に応用例はないかもしれないが、理論物理の研究者ならば、自然とあるある程度理解していると思う。本書はブルーバックスの一冊であるが、タキオンの解説書である。あまり健全な物理ではないかもしれないが、各人が好きなことを学ぶべきであるとも思うので、勉強したい人は勉強すればよいと思う。
2026年3月9日月曜日
2026年3月8日日曜日
2026年3月7日土曜日
2026年3月6日金曜日
2026年3月5日木曜日
池内「知るを楽しむ この人この世界 禁断の科学」を読んだ
池内了「知るを楽しむ この人この世界 禁断の科学」2005年、NHK出版
を読んだ。
NHK教育テレビでやっていた番組のテキスト。番組の内容をそのまま文字にしただけであろう本である。原子爆弾や原子力発電について物理学者である池内氏が批判的に解説していることが主な内容である。池内氏は技術の専門的な詳しい内容を知らないだろうから本当の専門家からみると池内氏のつめはかなり甘いだろう。現場で働く本当の専門家が立場上自らを含んた体制側について批判的な意見を言うことは多くの人を巻き込んだ自殺的な行為であるため、批判的な意見が出されることは決してないだろう。公の組織であれ、私的な組織であれ、そのように方向性が硬直してしまっている組織は自浄効果を持たないだろう。したがって、池内氏の主張するような意見が多少未熟な部分があるにしても、それを許容することは社会全体として健全な態度だと思う。池内氏の些細な技術的な間違いを己の組織の目的を達成するためだけに上げ足を取るような組織がいるとすれば、非常に危険な組織だと思う。
2026年3月4日水曜日
2026年3月3日火曜日
2026年3月2日月曜日
2026年3月1日日曜日
2026年2月28日土曜日
2026年2月27日金曜日
2026年2月26日木曜日
2026年2月25日水曜日
ベサラプ「ランダウの生涯」を読んだ
マイヤ・ベサラプ、(訳)金光不二夫「ランダウの生涯」1973年、東京図書
を読んだ。
ソ連を代表する理論物理学者であるレフ・ランダウについての伝記である。ランダウは非常につらい時代のソ連を運よく生き延びることができた物理学者である。この伝記の最大の特徴は、そのような辛い背景はほとんど書かれていないことである。著者はランダウの姪である。ランダウの幼少のころのエピソードから晩年の内容までバランスよく含む。弟子に関するエピソードや妻であるコーラへの手紙は印象的であり、朗らかな雰囲気な伝記とさえいえる。実際の1930年代のソ連は大粛清が行われていた。海外で物理を学んだこともあるランダウも当然粛清対象となり、ウクライナのハリコフからモスクワへ逃亡するように異動したが、結局一年間投獄された。研究所長であるカピッツァは政治家から立場をわきまえない傲慢な研究者と疎まれていたカピッツァの勇気ある懇願によりランダウは運よく瀕死の状態で釈放された。ハリコフの同僚の何人かは銃殺された。第二次世界大戦から冷戦の10年数年間にわたり、ソ連の物理学者と政治家の間には核兵器などの非常時における兵器開発において緊張感のある関係が続いた。尊大なカピッツァは核兵器開発に反対し、1946年から1954年まで職を解かれて、自宅軟禁となった。投獄経験のあるランダウには個人的な感情とは関係なく兵器開発に協力しないという選択肢はなかっただろう。これらのことは本書では記述は乏しい。書かれていても何が正しいのかよくわからない曖昧な記述である。本書の改訂版が出されているという話も聞くが、ランダウはあまりにも軍事機密の深いところに関わっていただろうから、そもそもベサラプ氏の持っている情報も非常に限られているだろうし、私はあまり期待していない。本書にはリフシッツによる「ランダウの生きた言葉」も付録としてついている。この本のバージョンではリフシッツはランダウを「ランダウ」と呼んでいる。別の本のバージョンでは「先生」呼びである。
2026年2月24日火曜日
2026年2月23日月曜日
2026年2月22日日曜日
2026年2月21日土曜日
2026年2月20日金曜日
鴇巣麻生「丸善コミックス9 湯川秀樹&朝永振一郎」を読んだ
(作)鴇巣直樹(画)麻生はじめ「丸善コミックス9 湯川秀樹&朝永振一郎」丸善、1994年
を読んだ。
湯川と朝永の伝記漫画。独立した研究者としてそれぞれ別の時期にノーベル賞を貰い、しかも、朝永の研究は素粒子物理における4つの相互作用の一つの基礎理論の構築であり、湯川の研究はその後の素粒子物理学の方向性を決定づけるような、ともに偉大な物理学者であるし、湯川の日本の物理学業界の影響力の大きさは断トツなので2冊に分けたほうが良いとも思う。やはり、ホーキングよりも湯川や朝永の方が偉大だと思う。
2026年2月19日木曜日
2026年2月18日水曜日
2026年2月17日火曜日
2026年2月16日月曜日
2026年2月15日日曜日
郷田「ダークマターとは何か」を読んだ
郷田直輝「ダークマターとは何か」2012年、株式会社PHP研究所
を読んだ。
ダークマターについての本である。1章から3章は標準的なダークマターの解説である。著者の郷田氏は位置天文学衛星のJASMINEを推進する立場の研究者であるため、4章以降の位置天文学の解説やJASMINEなどの位置天文学衛星に関わる記述が豊富であることが本書の特徴である。JASMINE計画は現在も進んでいることだと思う。最近は同じく天文学衛星であるGaia衛星のデータで銀河系内でX線を出す膠着円盤とは異なる環境にあるブラックホールが発見されたり、銀河内の磁場の3次元的な構造について理解が進んでおり、位置天文学衛星のインパクトはかなり増していると思うので、本書で位置天文学やJASMINEについて知ることができるということは非常に良いことだと思う。
2026年2月14日土曜日
2026年2月13日金曜日
2026年2月12日木曜日
2026年2月11日水曜日
2026年2月10日火曜日
石川中川「丸善コミックス8 ボーア&ハイゼンベルク」を読んだ
(作)石川宏(画)中川佳昭「丸善コミックス8 ボーア&ハイゼンベルク」丸善、1994年
を読んだ。
ボーアとハイゼンベルクの伝記漫画。二人とも量子力学の建設で重量な貢献をした物理学者である。なぜこの組み合わせなのかと疑問が残る。ボーアの偉大さは大学で量子力学を学んでも特に分かりにくいが、一人で書かれる十分に偉大な人物だと思うので不当な扱いだと思う。同じ物理の分野で比較しやすいところでは、少なくともホーキングよりもボーアやハイゼンベルクの方が数倍偉大だと思う。
2026年2月9日月曜日
2026年2月8日日曜日
2026年2月7日土曜日
2026年2月6日金曜日
2026年2月5日木曜日
犬上石田「丸善コミックス7 ニュートン」を読んだ
(作)犬上博史(画)石田おさむ「丸善コミックス7 ニュートン」丸善、1994年
を読んだ。
ニュートンの伝記漫画。まとまりがないとも感じたが、実際にニュートンは短い期間に物理学の偉大な研究をまとめ上げたのだから、仕方がない。本書を読んで、大人向きの伝記漫画シリーズなのだと感じた。
2026年2月4日水曜日
2026年2月3日火曜日
2026年2月2日月曜日
2026年2月1日日曜日
2026年1月31日土曜日
2026年1月30日金曜日
田村瀬口「丸善コミックス6 ガリレオ」を読んだ
(作)田村慶則(画)瀬口のりお「丸善コミックス6 ガリレオ」丸善、1994年
を読んだ。ガリレオの伝記漫画。ガリレオの偉大さから考えると妥当な選択だと思う。宗教裁判に焦点を当てすぎることがいいことではないかもしれない。
2026年1月29日木曜日
2026年1月28日水曜日
2026年1月27日火曜日
2026年1月26日月曜日
2026年1月25日日曜日
鴇巣岩崎「丸善コミックス5 ホーキング」を読んだ
(作)鴇巣直樹(画)岩崎こたろう「丸善コミックス5 ホーキング」丸善、1994年
を読んだ。
ALSを患いながら、「ホーキング、宇宙を語る」というベストセラーを書いた物理学者として知られるホーキングの伝記漫画。最良の一般書を一冊だけ本を選べと言われれば、私はこの本を選ぶと思う。断っておくがこの本はそれほど面白くはない。
発病する前のホーキングは人生に飽きており、努力に値するものはないと考えいた。ホーキングが大学時代を過ごした当時のオックスフォード大学は効率よくほどほどの順位で卒業することが良いとする大学の雰囲気があり、ホーキングもそれに染まっていた。しかし、ホーキングはよく勉強する必要もなく理論物理が飛びぬけてでき、一瞬で大学レベルの物理について教授よりも深く理解するような学生だったようだ。ホーキングは21歳で大学院に入学した直後にALSと診断され、余命2年だと宣告され絶望する。しかし、退院した後に裁判で処刑される夢を見て、時間さえあれば、やりたい事ができるという考えを持つようになった。大学院を修了するには最低でも3年かかるため、始めたばかりの研究を続ける意義も見出せなかったが、幸運にもALSの進行は医師の予想よりも遅くなった。
ホーキングはALSの診断直前に後に妻となる女性ジェーンと出会った。ジェーンは病気が診断されたホーキングを受け入れ、二人は結婚することになった。結婚するには、経済的な自立が必要であり、ホーキングにとってそれは、一般相対論の研究を完遂し、ポスドクとなることが必要であった。そのためには研究を行い、博士号を取得しなければならない。
ホーキングは後に一般相対論の研究でノーベル賞を後に受賞するペンローズと同様に宇宙論の一般向けのラジオなどで有名であったフレッド・ホイルに魅かれて、一般相対論に興味を持った。ホイルは明らかにノーベル賞を受賞すべき研究者であったが、ベルがノーベル賞を授けなかったノーベル賞の選考委員会を非難したため、ホイルも受賞しなかったと言われている。著名な研究者であったホイルは忙しいためか、ホーキングのケンブリッジ大学大学院の指導教員は志望したホイルではなく、若いシアマとなった。シアマはケンブリッジ大学では自分の研究者のキャリアよりも大学院生を育てることを優先させた。ホーキングなどの多くの弟子はシアマよりも良いキャリアを築いた。シアマは弟子が良い研究するように奮闘した。また、数学者としての訓練を受けていたペンローズがホイルの影響で一般相対論に興味を持っていたころに、シアマはペンローズが一般相対論の研究者となるように勧誘することにも成功した。ホーキングはペンローズの研究に興味を持ち、数年で若くして一般相対論の研究者として世界的権威にのし上がった。その後、医療機器の発達がホーキングを余命を伸ばした。
私はいつも考える。あと2年で死ぬと分かったときに、物理学に集中できる強い意志を持つことができる21歳の大学院生がこの世界に何人いるのだろうかと。21歳のホーキングこそ私の英雄である。
検査入院中に白血病の少年が死を目の当たりにするというくだりが事実なのか、漫画的な表現としてのフィクションなのかは分からない。
2026年1月24日土曜日
2026年1月23日金曜日
2026年1月22日木曜日
2026年1月21日水曜日
2026年1月20日火曜日
熊谷たまだ「丸善コミックス4 カーソン」を読んだ
(作)熊谷智美(画)たまだとしみつ「丸善コミックス4 カーソン」丸善、1994年
を読んだ。
カーソンの伝記漫画。カーソンは沈黙の春の著者として有名である。私が高校生の時に英語の教材や倫理の授業でも出てきたので、有名な人なのだろうが、現在や100年後にカーソンの評価がどうなっているのかはよくわからない。この本の評価も下すことは難しい。
2026年1月19日月曜日
2026年1月18日日曜日
2026年1月17日土曜日
2026年1月16日金曜日
2026年1月15日木曜日
益川「素粒子はおもしろい」を読んだ
益川敏英「素粒子はおもしろい」岩波書店、2011年
を読んだ。
岩波ジュニア新書の一冊。著者は素粒子理論の専門家でノーベル物理学賞の受賞者でもある。読んでみるとすぐに気が付くことであるが、益川氏による記述は半分くらいであり、残りの半分は専門用語や人物名の説明である。非常に多くの図や表は様々な一般書からの転載やあまり関係のない写真もたくさん乗っけられている。(ただし、益川氏と猫が一緒に写った写真は個人的にとても良いと思う。これは編集者のチョイスなのだろうか。)益川氏の本は売れるだろうから、出版社はなりふり構わず出版したのだろう。編集者に加えられた用語説明や表、図は読んでいて非常に邪魔で、多大なるストレスを感じる。巻末の人物の解説もほとんど無意味な解説である。この本に関して、出版社の仕事は非常に悪く、悪徳業者のようだと感じた。このような本しか作れないのならば、読者の本離れが加速しても仕方がないと思う。
編集者によって加えられた邪魔な用語の解説と表、図、巻末の人物の解説はすべて取っ払って、半分のページ数の薄い本として再出版すべきだと思う。本文と益川氏と猫の素敵な写真だけに注目すれば、多くの面白い思い出話と大学で量子力学を修めた物理系学科を卒業した人にとっては分かりやすい素粒子の話は一読に値する。7章は開明中学・高校での講演となっている。岩波ジュニア新書そのために他の章との接続が少し悪い。また、他の章も様々な文章をつなぎ合わせたのかもしれないが、同じ内容を何度か繰り返し説明しているが、それほど邪魔な繰り返しではないと思うが、読んでいて迷子になったような感覚にはなる。また、益川氏は科学とは実験によって検証されるものであるということを強調している。益川氏が仕事をした後に、素粒子物理の幸せな時期は終わり、素粒子理論でも超弦理論のような実験とあまり関係のない研究しかしない専門家が大量に生まれたので、耳が痛いと思う素粒子理論の専門家もいるだろう。
それにしても本書に関しては出版社の仕事ぶりだけが残念である。
2026年1月14日水曜日
2026年1月13日火曜日
2026年1月12日月曜日
2026年1月11日日曜日
2026年1月10日土曜日
犬上山本「丸善コミックス3 アインシュタイン」を読んだ
(作)犬上博史(画)山本キクオー「丸善コミックス3 アインシュタイン」丸善、1994年
を読んだ。
アインシュタインの伝記漫画。相対論とアインシュタインの生涯が書かれる。大学の物理レベルの内容を伝えようとしている。良い本だと思うが、この本を読んで物理学科に入るとアインシュタインの業績の広さに驚くことになるだろう。
2026年1月9日金曜日
2026年1月8日木曜日
2026年1月7日水曜日
2026年1月6日火曜日
2026年1月5日月曜日
田中瀬口「丸善コミックス2 ダーウィン」を読んだ
(作)田中裕(画)瀬口のりお「丸善コミックス2 ダーウィン」丸善、1994年
を読んだ。
ダーウィンの伝記漫画。ダーウィンはこのシリーズにふさわしい偉大な科学者だと思う。
2026年1月4日日曜日
2026年1月3日土曜日
2026年1月2日金曜日
2026年1月1日木曜日
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