を読んだ。
ダークマターについての本である。1章から3章は標準的なダークマターの解説である。著者の郷田氏は位置天文学衛星のJASMINEを推進する立場の研究者であるため、4章以降の位置天文学の解説やJASMINEなどの位置天文学衛星に関わる記述が豊富であることが本書の特徴である。JASMINE計画は現在も進んでいることだと思う。最近は同じく天文学衛星であるGaia衛星のデータで銀河系内でX線を出す膠着円盤とは異なる環境にあるブラックホールが発見されたり、銀河内の磁場の3次元的な構造について理解が進んでおり、位置天文学衛星のインパクトはかなり増していると思うので、本書で位置天文学やJASMINEについて知ることができるということは非常に良いことだと思う。