シュッツ相対論入門を一時間読んだ。
8章の章末問題に取り組んだ。
小野嘉之「シュレディンガー方程式の解法」1993年、丸善
を眺め終えた。
量子力学の入門書から物理数学の部分を抜き出したような本。
最後の章の近似法では、変分法、WKB近似、ボルン近似について
書かれている。
量子力学を入門書を読んだ後に読む本である。
量子力学の入門書を読んで、
物理にも物理数学にも打ちのめされた後に
気分を変えて、
シュレディンガー方程式の解き方に集中して
再挑戦してみるというときにいい本かもしれない。
大学3年生が読む本であろう。
住吉光介「原子核から読み解く超新星爆発の世界」2018年、共立出版
眺め終えた。
中性子星や超新星爆発について、最近の研究を踏まえて書かれている本。
著者の住吉氏は原子核物理を専門とする
理論物理学者であるため、
私にとって、天文の人が書いた本に比べて、
非常に分かりやすい。
何が分かっていて、何が分かっていないのか
原子核物理の理論物理の人の視点から
とても良く書かれている。
理論物理の入門を一通り終えた大学4年生から
読むことができると思う。
本書を読むには、
一般相対論については、詳しく知っている必要はない。
向山信治「一般相対論を超える重力理論と宇宙論」 2021年、サイエンス社
を眺め終えた。
本書では、一般相対論、Lovelock重力、PPN形式、スカラーテンソル理論、Horava-Lifshitz理論について、160ページでコンパクトにまとまっている。
昔の理論に技術的なブレイクスルーが起きて流行した修正重力理論も多いようである。読んでいると修正重力理論が様々な問題に出会って、それを避けるということを繰り返して、巧妙に作られていることが分かる。かなり複雑なので、このような内容が日本語の本で読めることは嬉しい。
一般相対論の入門を終えて、修正重力理論とその宇宙論への応用を研究テーマとして選ぶ大学4年生以降の学生が読む本であろう。
家正則・岩室史英・舞原俊憲・水本好彦・吉田道利(編)「宇宙の観測I 光・赤外天文学(シリーズ現代の天文学15)」2007年、日本評論社
を眺め終えた。
天文学や物理学には
観測機器を専門とする人がいる。
おそらく本書は天文学の観測機器の開発、
特に可視光と赤外線の波長帯での観測機器の開発を
志す学生のために書かれている本だと思われる。
18名の著者によって書かれていることから、
専門分野が細分化していることが伺える。
私には読み通すことは難しいが
物理の言葉で書かれているので、
それぞれのの項目は頑張れば理解できそうに書かれている。
おそらく天文の観測機器を開発する研究室に入った
4年生ならば自分の研究に必要な部分を解読できると思われる。
家正則・岩室史英・舞原俊憲・水本好彦・吉田道利(編)「宇宙の観測I 光・赤外天文学(シリーズ現代の天文学15)」2007年、日本評論社
を眺めた。
一時間で30ページまで進んだ。
安藤陽一「トポロジカル絶縁体入門」講談社、2014年
を眺め終えた。
1章で手短にトポロジカル絶縁体についてレビューされた後、
2章から4章まで量子力学や物性理論の復習に80ページが割かれている。
5章で40ページのベリー位相から始まるトポロジカル絶縁体についての基礎理論が説明があって、6章からは実験や応用についての話がメインになる。超伝導の話はほとんど説明されておらず、他の本を参照する必要がある。
説明とページのスタイルが物理学会誌みたいな感じで、理論を専門とする人にはとっつきにくいかもしれない印象を受ける。
量子力学や統計力学、物性理論の短い入門を終えた4年生が読む本。
観山正見・野本憲一・二間瀬敏史(編)「天体物理学の基礎II(シリーズ現代の天文学12)」2008年、日本評論社
を眺め終えた。
本書は8名の著者によって書かれており、
重力、
プラズマと電磁流体、
放射の生成と散乱過程の基礎
の3章に分かれている。
入門書としての各章の内容は濃い。
一冊の本として通読したり、この本を教科書して最初から最後まで扱うことは難しいかもしれない。
必要になった章ごとに読む本だと思う。
物理学の入門を一通り終えた段階、大学3、4年生ごろから読み始めると良さそう。
観山正見・野本憲一・二間瀬敏史(編)「天体物理学の基礎II(シリーズ現代の天文学12)」2008年、日本評論社
を眺め始めた。
一時間で43ページまで進んだ。
柴田大「数値相対論と中性子星の合体」2021年、共立出版
を眺め終えた。
一章では、重力波天文学のごく短いまとめがあり、
二から四章で、この薄い本の主題の一つである数値相対論の技術的な要点が述べられる。
五章では、もう一つの主題である二つの中性子星の合体と中性子星とブラックホールの合体の理論的な研究のレビューが行われ、
最後に展望が述べられている。
この本で扱われているテーマは、著者のグループが研究している主要なテーマとほぼ等しいと思われる。
この本を読んでも、当然数値計算ができるようになるわけではないという意味では、あまり役に立つ本だとは思わない。
日本で、この本で議論されているような研究がしたければ、現実的には著者のグループに入るしかないと思われる。
5章の内容は多くの人が知っておいて損はない。
この本は一般相対論の入門を終えた
大学4年生以降の学生に適切な本だと思われる。
物理の記事を一時間眺めた。
学生の時に、ほとんど触れる機会がなかった
物理の分野をどのように勉強すればよいのか
教科書やネット記事や動画などで情報を集めている。
少しずつ分かってきているが、
物理の特定の理論や現象論に対する評価というものは
時代と共に変わってきたようだということも分かってきた。
なので、勉強のとっかかりもつかめておらず、もやもやしている。
業界の人は研究室や研究会などで業界の流れを自然と把握できるので
業界の外の人特有の苦労だと思う。
勉強したい分野の教科書がそろっている大学の図書館が近くにあれば、
もう少し状況は改善されるのに。
物理の動画を一時間みた。
Youtuverの人気上昇と
コロナによる授業と研究会のオンライン化のおかげで
数年前にはなかった面白いものがたくさんある。
時間をかけていろいろ調べてみる。
それでも昔からある英語での動画の方が圧倒的に充実している。
キッテル「固体物理学入門」2005年、第8版、丸善出版
を眺め終えた。
この本は固体物理学の初等的な入門書である。
量子力学と統計力学を一年間勉強した後、
つまり大学3,4年生が読むのが適切な本である。
物理的直感に基づいた解説が768ページにわたって述べられている。
典型的なアメリカの本。
70年間アメリカの固体物理学の教育は世界一だったのだろうと思わせる一冊である。
学生は固体物理学の講義を受けながら、
その週の講義の内容をこの本で予習、復習し、
講師が指定した章末の問題を宿題として解く
という風に使うことを想定しているのだろう。
200~300頁の教科書が好んで使われる
日本の講義スタイルとは合わないかもしれない。
自習書として読むには、
22章あるので、毎週一章ずつのペースで読んでいくのがよかろう。
分からない一行を理解するために何時間も粘るのではなく、
一定のペースで固体物理学の全体を学ぶのに適しているのかもしれない。
別の本で特定の話題の詳細を詰めるのは次のステップだと割り切って、
この本を信頼し読み通してみるのが良いと思う。
各章の詳細は、この本を通読した後で、
もっと専門的な本で詰めるのがよさそうである。
井田大輔「現代解析力学入門」2020年、朝倉書店
を眺め終えた。
著者の井田大輔氏は学習院大学の一般相対論の研究者。
本書は解析力学で学ぶ理論のフォーマリズムを解説している。
著者によると、本書は
山本・中村氏の解析力学I・IIを読みこなすための
解説書とのことである。
私は解析力学を学生の時に授業で受けて
そのまま十年以上放置していたので
本書がどれだけ目的を達したのかは判断しかねる。
本書の後半(可積分系、コワレフスカヤのこま、特異系、古典場)
は私が授業で習った解析力学の内容をはるかに凌駕している。
解析力学の1冊目か2冊目ぐらいに良い本だと思う。
力学と電磁気の入門を終えた後に読むといいと思う。
観山正見・野本憲一・二間瀬敏史(編)「天体物理学の基礎I(シリーズ現代の天文学11)」2009年、日本評論社
を眺め終えた。
解析力学、熱力学、統計力学、特殊相対論、核反応、流体力学などの
物理が天文学と天体物理学でどのように使われているかが学べる本。
普通の物理の教科書と比べると、
目が回るような広い内容を扱っている。
十数名の執筆者で書かれているため、
一冊の本として読み通すことは難しい。
おそらく、各々の執筆者が研究で必要だと思っていることが
書かれていると思う。
「天体物理学の基礎II」もある。
大学4年生から読み始めるのが良いと思う。
天文学の研究を始める直前に読んだり、
研究しながら、研究で必要な部分を復習するのに
使うのが良い使い方だと思う。
観山正見・野本憲一・二間瀬敏史(編)「天体物理学の基礎I(シリーズ現代の天文学11)」2009年、日本評論社
を眺め始めた。
一時間で42ページまで進んだ。
野本憲一・定金晃三・佐藤勝彦(編)「恒星(シリーズ現代の天文学7)」2009年、日本評論社
を眺め終えた。
約20名の著者・編集者によって書かれている。
観測のことや理論のことが詰め込まれており、
章や節が変わるたびにガラッと視点を変えてくるため
一冊の本として読み通すことはかなり困難だと感じる。
恒星に関する基本的な内容もよく書かれているが、
かなり進んだ内容、例えば、連星系や超新星爆発など
に関してもかなりのページが割かれている。
よって、より一層難しいと感じる。
おそらく、執筆者が自分の専門分野について知識を圧縮して押し込めるだけ
押し込んだのであろう。
本当は数冊に分けて書かれるべき分量である。
物理をあまり知らないくても読める箇所もあるが
大学生3年生以降に読み始めるのが無難だと思われる。