シュッツ相対論入門を一時間読んだ。
7章の章末問題に取り組んだ。
私には関係ないが、ギフテッドと呼ばれる人たちがいる。知らないので、興味があるので、リンクを作っておく。
二間瀬敏史・池内了・千葉柾司(編)「宇宙論II 宇宙の進化(シリーズ現代の天文学3)」2007年、日本評論社
を眺め終えた。
本書は10人の著者によって書かかれていることと
観測的宇宙論と呼ばれる理論と観測をつなぐ
多くのことを知っていないといけない分野の本であることから、
教科書として読み通すことが非常に難しいと感じた。
出版された当時は本書以外に他にこの分野で
当時の研究につながる最適な和書は存在しなかったので、
和書で勉強しようと思うと、これを読むしかなかった。
大抵の人は洋書の定番の教科書で勉強していたと思われる。
しかし、今は和書でも選択肢は増えていると思う。
私はこの分野に明るくないので、本書がどれくらい読むに値するのかは
よくわからない。
大学の物理の基礎的な科目を一通り学び終えた
大学4年生程度から読み始めるのが最適だと思う。
二間瀬敏史・池内了・千葉柾司(編)「宇宙論II 宇宙の進化(シリーズ現代の天文学3)」2007年、日本評論社
を眺め始めた。
一時間で33ページまで進んだ。
渡部潤一・井田茂・佐々木晶(編)「太陽系と惑星(シリーズ現代の天文学9)」2008年、日本評論社
を眺め終えた。
このシリーズの別の天体を扱った巻とは、だいぶ印象が異なる。
太陽系は他の分野と比べて圧倒的にデータ量が豊富であるためか、
本書は天文学の特有の香りが強い。
世間一般的には宇宙とはスペースシャトルが飛んでいる空間か
せいぜい太陽系のことである。
私にはそれが不満の種ではあるが、
本書を見る限り、この分野は天文学の他の分野よりも、
圧倒的に進んでいることが伺える。
私は不満を飲み込むしかない様である。
本書は20名の著者で書かれている。
正直に言って、かなり読みづらい。
研究現場では細分化が進んでいるはずで、
本書に書かれていることの全てを
専門としている人はおそらく誰もいないと思う。
いつ読んでも難しいので、いつ読んでも良いと思う。
北山哲「銀河団」2020年、日本評論社
を眺め終えた。
実際の銀河団の研究がどうなっているかわからないので、
非常に感想を書きづらいが、
銀河団を勉強する人が身に着ける基礎的な物理の理論をまとめた本。
私にとっては、この本で説明されている物理過程は
ほぼすべてどこかで勉強したことある。
しかし、通常、これらの内容は複数のテーマの本を読んだり、
様々な授業やゼミで勉強するものであり、
250ページにまとめた和書というのは
いままでに見たことがない。
(洋書では、本書の内容を一冊の本で記述したものもあるのかもしれない。)
おそらく、この本の最大の意義は
銀河団の専門家が、銀河団を理解するためには
これだけのことは最低限勉強しておくべきだと
一冊の本として明確に示したことであろう。
実際に新たにこの分野に参入する学生にとって読みやすいかどうかは不明である。
私はぺらぺらとページを繰っていると今までに見たことのない
内容の組み合わせに新鮮味を覚える。とても面白い本だと思う。
大学4年生ならば、読めると思う。
福江純、和田桂一、梅村雅之「宇宙流体力学の基礎」日本評論社(2014年)
を眺め終えた。
天文学分野で使う流体力学をざっくりと説明している本。
大学4年から十分に読める。
この本がどれだけいい本なのか、よくわからない。
梅村雅之、福江純、野村英子 「輻射輸送と輻射流体力学」(2015年)日本評論社
を眺め終えた。
天文学で使われる物理学について書かれている。
福江氏は本を書くのがかなり速いようで、
天文学のシリーズものでは福江氏の本だけ早めに出ている印象がある。
このシリーズは演習問題とその答えが載っていることが印象的である。
しかし、巻末に解答にFukueの論文を見ろと書いてある問が8つもある。
正直に言って、このやり方は教科書として、よろしくないと思う。
私は天文学をあまり良く知らないので、この本に書いてあることが
教科書して適切なのか、わからない。
本質的に扱われている物理学は本質的に難しいものである。
その扱いや単純化が適切なのかも、私には判断できない。
大学4年生から読め始められると思う。
千葉柾司「銀河考古学」(2015年)日本評論社
を眺め終えた。
本のタイトルは怪しげであるが、
内容は伝統的なものである。
近傍の銀河の古い星を調べる学問分野が
銀河考古学と呼ばれているらしい。
極めて天文学的に書かれているため
物理学科やそれに準ずる学科に属する学生は
いつ読んでもいいと思う。
読んでいると
この学問分野の難しさが
しみじみと感じられる。
田村元秀「太陽系外惑星」(2015年)日本評論社
を眺め終えた。
太陽系外惑星の観測の教科書。
天文学は私の専門外であるが、
これはとても面白い本である。
観測の歴史の部分も見事な書き方である。
系外惑星の発見が
どのように専門家に疑われたり、
広く支持されたりするのか
目から鱗が落ちるようなことも書かれている。
多くの観測方法が章ごとに良くまとまっており、
それらの関係性も良くまとまっている。
著名な観測例も説明されている。
読んでいて、
単純に面白い。
大学1年生でも大学4年生でも
楽しめると思うので
いつ読んでも良いと思う。
井田茂、中本泰史「惑星形成の物理 太陽系と系外惑星系の形成論入門」(2015年)共立出版
を眺め終えた。
惑星形成の物理の本。
単純な物理過程が説明された後に、
それでうまく説明できそうとか
実際はそれほど単純ではないとか、
著者のコメントが続く。
それが何度も何度も繰り返されている本。
惑星形成の物理プロセスに興味がある人が
読むべき本。
興味がある大学3年生ならば、
読み始めることができると思う。
井田茂、中本泰史「惑星形成の物理 太陽系と系外惑星系の形成論入門」(2015年)共立出版
を眺め始めた。
一時間で43ページまで進んだ。
吉田直紀「宇宙137億年解読」2009年、東京大学出版会
を眺め終えた。
著者の吉田氏といえば、大規模構造のシミュレーションの研究で有名である。
本書はほとんど数式を使わない宇宙論の平易な入門書である。
シミュレーション天文学の入門書ともいえる内容であり、
相対論的宇宙論や素粒子的宇宙論とも異なった記述の仕方である。
一般相対論の記述はほとんどない。
個人的には「何か説明できない天文現象があると
ブラックホールを持ち出してくる宇宙物理学者が必ず現れる」
というブラックホールに対する懐疑的な記述が印象的である。
最後の方は、本質的に難しい物理過程に関する話なので、
消化不足になってしまったが、おおむね分かりやすい。
記述は平易であるが、最先端の話題を扱っているため、
もしかしたら10年以上たったいまでは、古くなってしまった
記述もあるかもしれない。
しかし、この分野に精通した人でなければ、
十分に読む価値があると思う。
この本は大学一年生で読めると思う。
青木慎也「格子QCDによるハドロン物理」2017年、共立出版
を眺め終えた。
著者の青木慎也氏は格子QCDの研究者として有名である。
本書は数式と図を使った、格子QCDの本格的な薄い入門書である。
青木氏による日本語による入門書ということで、
一読の価値はある。
数値計算を使う分野なので、
本当に理解するには、
青木氏のグループに入って実際に計算するしかないと思う。
大学3年生か4年生ぐらいに、
こういう分野があるということを理解するために、
読むのが良いと思う。
小山勝二・嶺重慎(編)「ブラックホールと高エネルギー現象(シリーズ現代の天文学8)」2007年、日本評論社
を眺め終えた。
ブラックホールがメインの本と思わせるタイトルだが、
実際には
白色矮星、中性子星、ブラックホール、降着円盤、降着流、ジェット、
宇宙線、重力波、ガンマ線バーストなどについて、
それぞれの専門家が分担して書かれている
コンパクト天体と高エネルギー現象の本である。
全体的に数式の使用は自重されている。
しかし、著者は18名おり、
数式を使って物理過程を追うのが好きな人がいれば、
ポンチ絵と表が好きな人もいる。
一見、統一が取れた記述で書かれているように見えるが
実際に読んでみるとそれぞれの著者の文章の癖があって、
読み通すことはかなりしんどい。
興味がある学生は細かいことは気にせずに、
気になった時に読み始めればいいと思う。
小山勝二・嶺重慎(編)「ブラックホールと高エネルギー現象(シリーズ現代の天文学8)」2007年、日本評論社